話の考え方のコツ。

「嫌い」な話を、「好き」な要素で加工して書きましょう。


 インプットの話とも重なりますが、今まで皆さんは色んな作品に触れてきたと思います。


 その中で「面白い」と思った作品は沢山あります。ですが逆に、「こんな展開認められない!」みたいな作品も多くあったんじゃないでしょうか。


 大事なのは、その「嫌い」な要素です。


 好きな話ベースだと、書いている途中でこう思ってしまうんですよ。「これ、〇〇の方が面白えじゃん。書く意味あるのか?」って。


 好きな話のように私も書きたい! はいいんですが、そのまんま使うとどうしても自分の頭の中にある理想と比較してしまいます。


 そして基本、WEB小説って読まれないものですから、さらに理想と現実のギャップが激しくなって……。というパターンですね。


 なので、そこでベースにするのが、「嫌い」な話。そこに、「好き」の要素を詰め込みましょう。


 そうすることで、過去のトラウマの払拭という、読んでもらうこととは別のモチベーションが創作に生まれます。そうするとどんどん書くことができるわけです。


 仮に書いている途中で「嫌い」な話が「好き」に転じたとしても、それはそれで儲けもの。「好き」な作品が増えたことを素直に喜びましょう。


 ただし。気をつけないといけないのは、自分の好き嫌いを他人にわかってもらうのは非常に難しいということ。


 あなたの「嫌い」は他人の「好き」です。好き嫌いするまでは自由ですが、それで作品そのものを貶めたりすることは、決してあってはなりません。


「〇〇の要素が苦手だから、××の要素を加えて昇華しよう」という心づもりで話を考えると、スムーズに話が作れるんじゃないでしょうか。

 


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