創作とは人生そのもの

 小説を書く上で、常日頃感じることがインプットになる。


 それは、創作とは長い時間をかけて培ってきた、【自分自身のアウトプット】だということです。


 インプット、アウトプットという言葉、よく聞きますよね。「何か新しいものをインプットしないと書けないからそれに時間をかける」なんて人、よく見かけます。


 ぶっちゃけましょう。私はインプットをやろうと思ってやったことないです。


 なぜなら、普段からいつもやってるから。


 私は昼の仕事(まあ会社員ですね)をしているので、朝起きて、仕事に行きます。地下鉄から電車に乗って、最寄駅から降りて、歩いて会社のあるビルに行き、出勤します。


 その間、色んなものを見ます。サラリーマン、派手な服の人、階段で寝てる人、子供連れの親子……。


 そういう人たちが歩いているのを見るだけでも、結構気になるもんです。特に「紅羽蓮シリーズ」なんて現代ファンタジーですから、歩いている人たちはとても参考になります。「この人たちはどういう理由で、今、この道を歩いているんだろう?」と考えるきっかけになりますから。


 書きたいシーンというのは人それぞれで違うと思いますが、大事なのは「あ、これ書きたいな」を思う機会を増やすことです。それはつまり、インプットになります。


 色々テクニックやら何やらを仕込んだところで、結局「書きたいもの」がなかったら、小説なんて書けませんからね。


 それは人物の描写だけに限りません。自然だったり、動物だったり、何だったら無機物でもいいんです。


 そしてさまざまなものを見るのであれば、外に出るのが一番。


 昨今はインターネットで見たいものを見れますが、予期せず様々なものを見て、感じることができるのは外出の醍醐味です。


 厳しめなことを言うと、ずっと家にいる人よりも、しばしば外に出てる人の方が、楽しく小説書けると思いますよ。

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