とわ(六十ウン+二歳)
げっ。
やばい、寝過ごした。パートに遅れちゃう。
おかしいな。目覚まし、昨日の夜ちゃんとセットしたよな。壊れたか? 調べたいけど、時間ないな。あー、もー。
時間ないけど、テレビは習慣だから。
って、バカ。本気で時間ないんだって。遅刻するよ。
テレビは消したし、他に電気を切ったりするのないよな? うん。行くか。
……あれ?
今、一瞬目に入ったテレビで、昨日の参院選の投票率、八十二パーセントって言ってなかった?
んなわけないか。最近政治への関心が高まっているとはいえ、いくらなんでもそれは高過ぎだよな。またドジな私の聞き間違いだろう、きっと。
じゃあ、
「言ってきまーす」
こうすりゃよくない? 柿井優嬉 @kakiiyuki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます