第15話
私「今日は、沖縄風の料理です。」
光「沖縄料理じゃなくて?風なの?」
私「沖縄料理と言ったら怒られるよ。」
珠「なんで?」
私「そんなの簡単。沖縄料理ではないから。」
桜「中華料理は日本発祥の物が多いのは、元々は中華風料理と言われ日本人が自分たちに合うように作り上げたから。それを中国の料理なんて言ったら中国人が起こるのと一緒。」
珠「なるほど。」
樹「ドライアドって結構強いんだな。」
光「そうだね。だからこそ彼女が裏切らないか、心配なんだけどね。」
私「その時は確実に殺すよ。」
桜「二度目以降の敵対は、一度仲間になっていようが殺す。」
珠「この話は、この辺にしておこうか。」
樹「異世界人は他にもいるだろ。危険なやつは勇者ぐらいか?」
光「危険なのは六人。才能は「勇者」(?)、「賢者」、「英雄」、「聖騎士」、「聖者」、「格闘家」。ちなみに賢者だけど、結構もてるらしいよ。」
私「私たちの関係が発覚してからもて始めたけどね。」
桜「噂だけど実家がかなりの金持ちだとか。」
珠「玉の輿を狙いにいってるんじゃない?」
樹「本人が聞いたら怒りそうだよな。」
私「でもなんで彼と同じ部屋になった、女の子泣いてたのかな。」
光「一度ある問題が発覚したけど、金の力でもみ消した。その問題が原因なんじゃない。」
桜「放課後学校の女子を連れて帰って、帰さずに、奪うもの奪ったんだっけ?」
私「私達の場合は、付き合っていることがバレた程度だからね。」
珠「そもそも隠す気はなかった。」
桜「公に付き合っているよということを言わなかっただけだからね。」
私「私がすごい責められた。」
樹「まあ、狙ってる人が多かったからね。」
珠「バレた理由もなかなかすごいよ。」
桜「人前でキスしたことが原因だからね。」
光「あの後流血沙汰になったんだっけ?」
私「うん。なかなかすごかった。もう一年前か。」
《一年前》
私「今日がついに定期テスト最終日。」
光「あれ、もう終わらなかったけ?」
樹「まだあんのかよ。」
私「ね。こういうふうに絶望する人が出てくるでしょう。テストは一昨日で終わり。今日は結果発表。」
桜「最初は、日曜なのに学校かと言っていた人のくせして嬉しそうじゃん。」
珠「それより昨日のこと。大丈夫なの。」
私「大丈夫じゃない?それに隠してたわけでもないし。」
光「そうだといいけどね。」
樹「桜が羽目をはずして飛びついてキスしたから。」
私「いっそのことみんなとキスしちゃうか。」
珠「見せ付けに行ってんじゃん。怒られるよ。」
私「ですよね。そんな事より私はきょう仕事だから。」
光「聞いてたよ。あれでしょう…」
私「ライバル会社の社長を殺そう。」
桜「めっちゃ不謹慎。」
樹「どこから頼まれたの?」
私「守秘義務があるから、大企業としか言えない。」
樹「そうか。バレたら捕まるよな。」
私「さて、荷物検査は行われないかな。」
桜「すごい話そらした。そしてすごいビビってる。」
珠「絶対絡まれるからね。次が最後でしょ。」
私「うん。今回の仕事が終わったら、今残っている証拠もすべて消すよ。」
光「そろそろ学校だよ。」
私「トマト投げられる思いで行こうか。」
学校についた。
風華「ねえ、昨日のあれはなんだったの?」
私「あれ。」
紗奈「とぼけないでよ。」
光「とぼけてるつもりはない。」
柚葉「じゃあなんだったの。」
珠「何が。」
美桜「ちゃんと答えなさい。」
樹「何を。」
琴葉「昨日したことについてよ。」
桜「主語がなければ何も伝わらないよ。」
雫「昨日なぜみんなの前でキスをしたの?」
私「付き合っていればキスぐらいは、するものではなくて?」
心陽「じゃあ、桜花君と付き合っていることを認めるの?」
私「いや、違うよ。」
莉子「じゃあなんなのよ。」
私「桜花も樹も珠洲も光もみんな私の彼氏だから。」
詩乃「日本でそれは禁止されているでしょう。」
光「結婚することは認められてないけど付き合うことは、禁止されてないよ。」
柚葉「今からでも遅くない。光くん私と付き合って。」
紗奈「男じゃ経験できないような事もしてあげるから。」
風華「そもそも男同士で付き合うなんてどうかしてる。」
私「それは、LGBTQ的にどうなの?」
美桜「うるさい。桜花くん、付き合ってくれないの。」
詩乃「樹くん付き合って。」
風華「珠洲矢くん、付き合ってくれたらいい事してあげるよ。」
告白の嵐。そして言っていることがひどすぎる。
四人「魔裟はどうしてほしい。」
私「見事にはもったね。やりたいようにしていいよ。」
四人「僕(俺)が魔裟の隣りにいるから、好きな女のところ行きな。」
また見事にはもった。そしてこの発言を聞き、女子が泣き崩れた。そして一人の男がこっちに来た。
大和「おいおい、こんなにたくさんの女の子を泣かせるとは、死にたいのかな?」
手にはナイフをもっている。とりあえず前に出る。
私「ここで絶望した傷が深ければ深いほど希望も大きくなるのでは?そしてその希望が大きければ、期待値も高まり、その期待以上のものを用意する人は、辛いかもしれないが結果的に幸せになれるでしょう。」
大和「うるさい。俺がやっていたことをバラしたのはお前だな。ユルサナイ。」
そう言って襲いかかって来た。足払いで後ろに倒した拍子にナイフが後ろに飛んでいった。そして莉子の腹に刺さった。とりあえず応急処置をしておいた。
《現在》
私「応急処置をしといてよかったと思うよ。」
光「さて、食器ぐらい洗わないと。」
そう言って光が食器を片付けてくれて、食休みが終わったタイミングでドライアドが帰ってきて。
ド「只今戻りました。全てのドライアド、トレントの掌握は、完了しました。」
私「分かった。行こうか。」
そして私達は四十階層までたどり着いた。
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