第2話

朕は、大天使ミカエル様が認めた一族そして「ミカエル様」「カマエル様」「ガブリエル様」「ラグエル様」「ラファエル様」「アズラエル様」「ウリエル様」この世に顕現し我らを導いてくれた七人の天使を信仰する有いつの人間国家、六カ国共同統一天帝国の天帝ミカロニクス三世。この名前の由来は、ミカエル様のミカそしてこの国で尊いという意味を持つニクスつまるところ[ミカエル様は尊い]という意味だ。朕はこの名を誇りに思っている。もう少しで会議か、ゴミ供を潰す方法を考えねばあるまい。本来であればこのような愚行を行うことはありえない。しかしやるしかあるまい。気は進まぬが、神殿へ行こう。

天「ミカエル様いらっしゃいますか?」

ミ「余に会いに来るとは珍しいな。」

天「ミカエル様の計画は、順調です。しかしどうやって三柱の魔王を滅ぼしたら良いでしょうか。どうかその知恵をおかしください。」

ミ「待て魔王は二柱ではなかったのか?」

天「ご報告が遅れてしまったことに関しては、申し開きようがございません。しかし精魔物に魔王が誕生し、女騎士団は壊滅、男を派遣しなくてよかったと思っております。」

ミ「まあ実際そうなのであろう、奴らには男性体が産まれない。そのため他種族に頼るしかない。殺そうとしても男では殺せず向かわせるだけ無駄になっただけであろう。」

天「この話は一旦おいておき、本題ですがどうしたら良いでしょうか?」

ミ「時空魔法が使えるものが三十人いるか?」

天「私の傘下に五十人おります。」

ミ「ならばあれをやればよいであろう。」

天「まさかあれをやるのですか?」

ミ「八時三十分に指定した座標で行えば合計百九十六人手に入る。内の三分の一は女だ。」

天「たしかに戦力増強になりますが天帝という立場でも異世界人召喚という禁忌は犯せないかもしれません。」

ミ「分かっておる。だめだったらもう一度来い。別の方法を教える。それと百九十六人より多ければ、多い分だけ捨てるんだぞ。」

天「百九十六人ですね、覚えました。ではそろそろ会議なので失礼いたします。」

ミ「分かった。元気でな。」

ミカエル様と別れ会議場へ行く。

天「すまぬ。少し遅れた。」

大公「謝らないでください天帝陛下。たかが二分じゃないですか。」

天「グレモリー・ガブニス大公爵か。しかし朕が指定した時間に朕が遅れてはいささか問題ではないか?」

辺境伯「我々が今と同じことをやっても問題にはならないのですから陛下がやってもなんの問題にもなりませんょ。」

天「イルメ・ウルニス辺境伯か。遅れてきた上にこのような話で時間を使うのはだめだな。この話はここで終わりだ。」

アル公「天帝なんですからもう少し天帝らしくしたらどうですか?」

天「アルマーレ公爵か。朕は数年前まで平民だったのだぞ。」

カル候「そうですぞアルマーレ公爵。天帝陛下の守りと補佐がわたくし共の仕事。天帝陛下になにかを矯正するのはもんだいではないですかな。」

フロ候「カルバン・カマニス候爵、天帝派閥だからといって天帝を守らなくてもいいのですよ。」

イグ公「フロム・アズニス候爵、その発言は、貴族派閥が貴族院を守らのくて良いと言っているのと同じですよ。」

大公「イグロス・ラグニス公爵矛を収めよ。他の方々も自由に発言ができるとはいえ私情は持ち込まないでください。では本題に移ります。三柱の魔王ををどう滅ぼすか、という議題ですが天帝陛下どうしますか?」

天「朕は先程そのことについてミカエル様と話して来た。その結果、朕の傘下にいる時空魔法が使えるもの三十人で異世界人召喚を行うことにした。」

アル公「質問なのですが、場所と時間はどうするのですか?」

天「明日の朝八時三十分から行い場所は、大聖堂を予定している。」

カル候「人数はどれくらいなのですか?」

天「百九十六人だ。それ以上来たら捨てろとのことだ。」

フロ候「捨てるのはステータスを確認してからですか?」

天「そうだな。その場合はそうしよう。異世界人はミカエル様から才能と天職を授かってくる。有用性の高い者共を残そう。」

イグ公「しかしステータス確認のための能力鏡は王宮にはないですよ。」

大公「では今から集め、明後日ステータス確認、余った場合はその者共の処分、そういう事でよろしいですか?」

上位貴族がうなずき了承したのを確認し、大公が下位貴族にも聞き始めた。

大公「ヒルティ伯アグニ伯ランドン子エイプ子アルニル男カイマス男のみなさんもよろしいですね。」

下位貴族全員が了承し可決された。

天「これで会議は終わりだ。みんな戻って疲れを取ると良い。」

明日からまた忙しくなる。そんな事を考えていたらいつの間にか眠ってしまっていたようだ。

{日付が変わって}

朝目覚め、大聖堂へ行くと、魔法使いが準備を整えていた。天帝派閥と貴族派閥で分かれいがみ合っているが、実際は仲が良いのだ。そして今の時刻が八時二十分。魔法使いが時空魔法を詠唱し始めた。頼むから百九十六人ちょうどであってくれ。そう願っていると、魔法陣が現れ強い光を発した。そして光がやみ魔法陣が消えた。そして魔法陣のあった場所に異世界人達がいた。困惑しこちらを見ている。そして予定通りアルマーレ・ラフ二ス公爵が演説を始めた。

アル公「皆様には、三柱の魔王を倒しこの世界を救っていただきたいのです。」

魔「ふざけるな。許可なく呼び出し、その上命を掛けさせるとは何様のつもりだ。」

おかしい。アルマーレ・ラフニス公爵のスキルで精神を魅了支配しているはずなのになぜ。その物と周りの4人以外には来ているようす。あの物は一体何ものなのだ。

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