勝手に異世界転移させられて許せる訳がないでしょう

@kikka0215

第0章エピローグ

第1話

私の名前は、田中魔裟斗。運動神経抜群、成績優秀、運動勉強どちらも学年トップ五に入っている。ここだけ聞けば超優秀だが、実は男の娘でショタ・イケメン好き。そして金持ちの息子のため無視されることはないが、友達と呼べる人はいない。彼氏は5人いる。五股かけている訳ではなく、ちゃんと認められている。そんな感じのことを思っていると彼氏の一人、水戸珠洲矢君(私は珠洲とよんでいる)が声をかけてきた。 

珠「楽しそうだね。そうそうところで明日うちに来ない?」                               

私「他の三人に聞いてからね。」

珠「相変わらず好きだねぇ。」

私「君のこともちゃんと愛してるよ。」

珠「僕も君のことが好きだよ。」

私「両思いだね。」

イチャイチャしていると先生が入ってきてホームルームが始まった。担任のどうでもいい話を聞き流していると、気になる言葉が耳に止まった。

先「明日、身体検査がある体育着を忘れないように。」

おかしい。身体検査はもう一ヶ月前にやったはずだ。なぜまたやるのか?疑問は残ったままホームルームがおわった。校門で他の三人(火山 光、青木 樹、千本木 桜花)と合流して身体検査の話をすることにした。

私「明日の身体検査何でやるのかな?」

樹「それは俺達生徒の健康を守るためだろ。」

桜「でも実際それは、建前。前回の身体検査のときレントゲンまでとられたからあまり時間の経っていない今は相手にこちらの体の隅から隅まで把握されているのと同じ。」

光「つまり、僕たちの体になにか仕込むには絶好のチャンスというわけか。」

珠「でもなんで去年やらなかったの?」

私「油断させて転校させないため。」

樹「そう考えれば辻褄が合う。」

私「やっぱりあの情報は、本当だったのかな?」

光「そう考えれば自然かな。」

桜「そうなると今日中にあれをやらないと時間がないよ。」

私「じゃあみんな今日うちに来ない?」

光「一回家に帰ってから支度していくね。」

樹「俺もそうする。」

珠「僕はそのまま行くよ。」

桜「家となりだから問題ないよ。」

樹と光と分かれて三人で家へ向かう。

家につき着替えを済ませ近くのメイドに事情を話し、夜間の人払いを済ませ部屋に行き座るとメイドがお茶とお菓子を三人分運ばれてきた。

珠「有難うございます。」

珠洲は慣れていないのかお礼を言っていた。メイドはきれいなお辞儀をきめて部屋から出ていった。少しして樹と光の二人が来た。迎えに行き部屋まで行くとお茶とお菓子が5人分になっていた。

私「さて夜まで暇だから何をしようか。予定の時間まで後五時間。途中入浴と夕飯があるけどそれまで何をしていたい?」

樹「夕飯まで早くないか。今おやつ食べたから夕飯全部たべきれるかな。」 

私「今日の夕飯は軽いものにしたから大丈夫。それに夜食も用意してもらったから終わったら食べよう。」

桜「じゃあそろそろお風呂に入ろうか。」

光「じゃあ支度をしよう。」

樹「風呂から出てきたら夕飯だな。」

お風呂に入る

珠「やっぱここのお風呂広いよね。」

私「私はこれが普通だと思ってたから。」

樹「金持ちになりたいと思ったことがないわけではないが、金持ちは金持ちで大変そうだな。みんなと価値観も違うだろうし、何より物の規模が違うから。いまの生活が一番良いのかもしれないな。」

桜「価値観なんて人それぞれでしょう。」

私「人のどこ見て何の話をしてるんだよ。規模だとか大きさだとか。まあいい。とりあえず十一時からでいい?」

珠「いいよ。とりあえずそろそろ出ようか。」

樹「出て飯食って少し遊んだらやるのか。」

光「綿密な打ち合わせがしたいから遊ぶ時間はないよ。」

桜「久しぶりに魔裟と剣の打ち合いができると思ってたのに。」

話しながらお風呂から出てリビングに向かう。リビングにつき席に座ると料理が運ばれてきた。今日の夕飯はカツカレーらしい。カツの油でお腹がやられないか心配だ。実際やられたことはないけど。

私「普段はこうやってみんなと食べられる機会がないから来てくれてよかったよ。」

光「そういえば今日お父さんとお母さんは?」

私「お父様もお母様も仕事で家にはいないよ。みんなが来ることだけ伝えておいた。」

夕飯を食べ終え部屋の中で打ち合わせした。そして今の時間は十時五十分。後十分ほどで十一時だ。

光「一応計画通りに進め、不測の事態に陥た際には臨機応変に対応しよう。間違っても勝手な真似はするなよ。特に樹。」

樹「分かってるよ。」

桜「ならいいけど。」

珠「いざとなったら樹だけ差し出そう。」

私「私の彼氏一人減っちゃうじゃん。」

桜「四人いることを認めてもらってるだけでも幸せでしょう。」

私「まあそうだけど。」

光「後三分。」

珠「もう送信だけ押せば終わりだよ。」

私「みんなで押しましょうか。」

樹「良いよ。」

私「せーの。」

「送信」をみんなで押した。

光「不測の事態に備えて、十五分ぐらい様子を見よう。」

珠「しかし様子を見る間に夜食を食べるとは。」

樹「おにぎりは腹持ちがいいから夜中お腹が空いて目覚めることがなくて良いな。」

桜「普段お腹が空いて目覚めるの?」

珠「珍しいね。」

光「まあそういう人もいるよね。」

食べ終わり歯を磨いた。

私「今日はもう遅いし寝ようか。おやすみ。」

四人「おやすみ。」 

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