6. 天国の彼女
僕の彼女のジャスティーナはいま、天国にいる。
高校に入学した時、彼女は隣の席にいた。
そこから仲良くなるのに時間はかからず、あれよあれよという間に交際に発展する。
あの時から1年半経っても、僕たちは仲良しだった。
誰もが羨むほどだ。
しかしある日の放課後、僕とジャスティーナはいつものように公園のベンチで語り合っていた。
僕たちが解散してから、彼女は交通事故に巻き込まれたのだ。
彼女の華奢な体はあっという間に、数十メートル以上吹っ飛んでしまう。
彼女のお母さんから電話が来て病院に向かうも、彼女は即死だったそう。
それからというもの、僕は学校に行けない日が続いた。
ジャスティーナがいないのなら、僕はもう生きている意味がない。
いっそのこと、死んでジャスティーナに会いに行きたい。
そんな気持ちだった。
数ヶ月休んで学校に行けるようになったけれど、休み時間のたびにジャスティーナとの写真を眺める日々が続く。
僕はもう、他のひととの恋愛は考えられなくなった。
また失ったらどうしようと思うと怖いし、君の代わりはどこにもいないから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます