時を渡る者達の物語

ゆ〜どん

第1話 去年の話

その日は朝から妹が家に居なかった。


俺は妹がまたどこかに行っているだけだろうと思った。


妹は昔から長期休みの時にはふらっとどこかに行っては、昼か夕方ぐらいに帰ってくることを繰り返していた。


両親は妹が居ないことには気づいていないようだった。


妹は出かけるときにはほとんど毎回俺の携帯に連絡を入れていた。







昼に携帯を確認したが連絡は入っていなかった。







妹はたまに連絡を忘れることがあるので忘れているだけかと思っていた。


その日もいつものように夕方までには帰ってくるのではないかと思っていた。



夜になっても両親は妹のことを話さなかった。




夜に妹から携帯に連絡が入っていた。















妹からの連絡はそれ以降無かった































妹は帰ってこなかった。







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