肥溜
粉
第1話
友人から[久しぶりの大阪]というタイトルをいただきました。
何度目であろうか。
故郷の景色が見える。
故郷の匂いがする。
故郷の味がする。
そんなことを感じると共に、20年30年後には今の居住地にも安心感を得られるのであろうかと、悲壮感や絶望感に似た思いにふける。
新しい物語が始まる時には全員が必ずしもhappyと言う訳ではないことを皆さんに共通認識としてわかって欲しい。
帰路につく。
嗚呼。また去っていってしまった。
自分ではどうすることもできないと思うことで現実を受け止める。否、現実から逃避しているのである。囚人にあらず囚人の如く。
私は私自身のことを一生知らぬまま塵となって消え果てたい。
肥溜 粉 @ponzp
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