詐欺に騙されやすい自称「賢い人」

@KYOMU299

世の中は「バカ」ばかり

こんにちは。


私は心理学を専攻している大学生です。


おそらく、今これを読んでいる方は自称「賢い人」で反論しようと読んでいるか、自分が「バカ」だと思っている方、このどちらかだと思います。


ここでは、人がどのように騙されるのか見ていきましょう。


まず、自称「賢い人」というのは自分のことを客観視できない人がほとんどです。


自分が「バカ」だと気づくことのできない残念な人なのです。


誡亦大学の人間性心理学科の論文によると、偏差値が55以下の方のうち、自分のことを「賢い人」だと思っている人が58.2%いました。


反対に偏差値が56以上の方のうち、自分のことを「賢い人」だと思っている人は23.7%しかいなかったのです。


このことからも、自己分析のできない一定の「バカ」が自称「賢い人」の正体であると言えるでしょう。


そして、自己を理解していない自称「賢い人」が、自分は大丈夫だと根拠のない自信を持ちながら騙されていくのです。


国が発表している詐欺の被害総額は400億円を超えています。


あなたは騙されていないですか?


では、ここからはどのように対策を行えばいいのか解説していきます。


まずは疑いましょう。


ネットで書いてあることは基本的に半信半疑であることが大事だと僕は思っています。


その証拠に、僕は別に心理学を専攻していませんし大学生でもないです。


このような嘘は誰でもネットでつけるのです。


出版社を通さないのでね。


次に、この文章を読んだ方はお気づきかと思いますが、「バカ」や自称「賢い人」と強いネガティブな意味の言葉を頻繁に使っています。


このような強い言葉に憤りをおぼえ読んだ方は要注意です。


それは自己を抑制できていないという何よりの証拠となります。


まずは落ち着いてよく考えることが大切です。


そもそも世の中には「バカ」と「賢い人」しかいないのですから、全員どちらかには当てはまるのです。


こういう誰にでも当てはまることを「バーナム効果」と言います。


主に占いでよく使われる心理現象ですね。


そしてどちらも自己の判断によるものなのに、僕はあえて「賢い人」にのみ自称をつけました。


もちろん「バカ」のほうも自称なのにです。


まだ答え合わせは続きますよ。


僕は文章の中で「大学」、「数字」を使いました。


どちらも嘘です。


そんな大学はないし、あんなデータも存在しません。


それでも人は信じてしまうのです。


理由は事実を確認しないから。


非常に簡単ですね。


マーク・トウェインの名言の中にこのようなものがあります。


「数字は嘘をつかないが嘘つきは数字を使う」


はい、その通りです。


なので少しでも怪しいと感じたら疑いましょう。


そして、国の詐欺の被害総額なのですが、あれは本当です。


2023年の被害総額は446億8602万4000円と特殊詐欺対策ページにて載っています。


このように、嘘の中に真実が混ざると人はすべて真実であると思いこみます。


これも有名な話ですね。


以上が、詐欺に騙されやすい人の特徴でした。


最後に、ここまで読んだ方は少なくとも「バカ」ではないと思います。


これも簡単な話です。


「賢い人」だと勘違いした「自称」さんは上の文章を読む途中で頭にきて読むのをやめたからです。


つまり、答え合わせの前に読むのをやめたので、情報のほとんどが嘘だとは気づいていないのです。


これが詐欺です。



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