サバイバルJK参る!(2/2)

シャルロッテや他のメンバーは手持ちのマガジンを新しいものと交換して、各自配置に付く。

「敵は」

見張り櫓に問いかける。

「敵は大型のトラック1台にバイク3台で来ています」

「よし、各員訓練を思い出せ、奴らにこの学校は渡さない、行くぞ!!」

そして、敵が走行しているところに向けて機関銃をバラバラ放つ。

バイクの3人は蛇行運転をしていてなかなか当たらないが、トラックは機関銃のいい的になり蜂の巣になっていく。

「撃て撃て!!敵は目の前だぞ!」

こうしている間にもどんどんと敵は接近してきている。

小銃の射程に入ると、小銃を持った数名の女の子が塀の銃眼から撃っている。

その中で1番大きな的のトラックは全てのガラスが割れて、運転席がよく見えます。

「止まらないぞ!!撃て!撃て!」

トラックの運転手はしゃがんでいるのか、姿が見えない。

そんな中シャルロッテはバカスカ撃たないで狙いを絞っていました。

「当たれ......当たれ......」

念仏のように唱えて呼吸を鎮める。

「すっ.........」

一思いに引き金を絞る。

甲高い発砲音が響いて、遠くで金切音のような音が響く。

「当たったか?」

そしてトラックがバランスを崩し、大きく回転して横転した。

「よくやった!」

しかし横転したトラックは気休め程度の遮蔽物になっていた。

敵は撃ち返そうにも弾幕激しくなかなか撃てない。

「膠着してきた.........」

「突撃するぞ、射撃やめ」

そして、有志や指名で、4名2班が突撃することになった。

「いけ」

短く命令し、それらを前進させる。

「シャルロッテ大丈夫かな」

「きっと大丈夫だよ」

突撃隊の武装は至ってシンプル、拳銃かシャベルのみ。

「..................」

沈黙が流れる。

「それじゃあ、開けるぞ」

バリケードが開かれる。

「突撃ぃぃぃぃぃい!!!」

バタバタと走り出し距離を詰める。

敵も撃ち返そうと顔を出したが次の瞬間に狙撃される。

「クリア!」

トラックの裏にいた輩は、JKに蹂躙されて無力化される。

「荷台クリア!」

そして、今回の戦闘は1時間足らずで終了した。

「ああ、疲れた〜」

「おつかれ〜」

労いの言葉を頂き、校庭の端にあるドラム缶銭湯に向かう。

更衣室に入ると先客がいた。

「あら?シャルロッテちゃん、お疲れ様」

見るからに年上そうだが、なぜか若く感じる先生だ。

「先生!ありがとうございます」

「それじゃあ、私はお先に〜」

そして、先生は更衣室から出て行った。

シャルロッテは、タオルだけを持ってドラム缶に入る。

「ふぁあああ、生き返るぅあ〜」

そのまま茹でだこになったところで上がる。

そのまま布団に直行して深い眠りに付いた。

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