第78話

・・・などと、暑苦しいことを言った。


確かに、正直な気持ちである。


ただ、ユキの側からこれを見たら、何と思うだろう?


単なる負担だろう。


だから、軽やかな、普通の気持ちで、この事を言いたい。


呼吸をするように、だ。


当然、怠け者の私は、努力したり頑張ったりできる時間が、まっとうな人に比べて、極端に少ない。



職場のアルバイトの子たちに


「はいはい! ちゃんと座って仕事してください」


とまで、言われるのだ。





・・・そんな私が、悲壮な覚悟で、それを誓っていると思うかい? ユキ。





私は、私が心から楽々と、軽やかに生きたいと望んでいる。



ユキのことを大事に思うのは

ユキを、ずっと大切に思い続けられれば、私が軽やかに、楽しく、幸せになれると思ったからだよ。

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