第77話

今しがた、今までユキが送って来てくれたメールを読み返していた。


・・・切なくなってきた。


どうして私のような男に、こんなに優しいことを言ってくれるのだろう?

私は、ユキと出会ってからの、この短い日々とはいえ、ユキにこんな暖かい言葉を送ったことがあるのか?



私の愚直さは、まだまだ全然足りない。

優しくなれるよう努力しなければならない。

私の、最初で最後の目標が出来た。


・・・やってやるさ

出来なくたってやってやる!


一度、言葉に出したんだ。



    地べたを這ってでも、やる

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