第49話

おお、結構酔っぱらってきたぞ!

昨夜の状態に近づいてきたぜ!


なので、ユキの話はしない。


私のことを切り取って話す。


さきほども言ったが、車の運転がかなり好きだ。

これは40代後半の時に突如目覚めた趣味だが、それなりに資質があったらしい。


i-phoneのアプリに『G-BOWL』というものがある。


イニシャルDという走り屋のマンガの主人公が、車に積んだ豆腐を崩さずに、猛烈なスピードで峠を駆け抜ける練習をすることで、並居る腕自慢に勝つというマンガがある。


それを機械計測できるアプリケーションだ。


不思議と若い頃から、速く走るためには、柔らかい操作が必要だと思っていた。


だからなのか、急勾配の峠の急カーブなどで、『G-BOWL』を使って計測しても、100点満点中のほぼ100点は、出そうと思えば出せる。


人と比べるのがいやだから、自分が速いのか遅いのか、よく分からないが、峠の下りの急カーブで、追いつかれたことは、確かに一度も無いはずだ。


ただ、危なくて怖いし、タイヤとブレーキが見る見るうちに減るのが嫌だ。

あれって、結構高いんだよ!



そういいながら、ユキと出会う前の私は、そういう危ない状態の時にしか、生きていることを実感できなかったかもしれない。



今は、怖いね。

ありがとう ユキ




・・・おっと、またユキの話になった!


自制自制自制!!!!!


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る