応援コメント

前置き Xで話題になった戦闘描写不要論」への応援コメント

  • えっ! 戦闘シーンって読者は求めてないんですか?
    私なんて最近は特にそこに力を入れて作品を書いてるのに。
    でも、やっぱりそれはちょっと違うんじゃないかと。
    実は最近になってやっと(自分が平安末期が舞台の戦記物を書き出したもので、参考になるかと思って・笑)司馬遼太郎さんの「義経」を読んだんですが、分厚い文庫本の上下巻に殆ど戦闘描写が無いんですよ!
    大方が義経の性格の形成過程と、なぜ破滅したかのやはり性格的な考察ばっかり。
    義経っていったら、やっぱり「一ノ谷」「屋島」「壇ノ浦」の合戦とか、最後の衣川の戦いを期待しますよねえ。
    それが皆無と言っていい程だったんで、正直言ってつまらなかったです。
    まあ、そういう書き方もあっていいんでしょうけど、私には期待外れだったですね。
    紙書籍にしろWEBにしろ、他の読者さんはどうなんだろう。
    もしかして、一部のマンガにあるように、必殺技の名前だけ絶叫して絵は普通のパンチでOKとか、そんな感じの戦闘描写が却ってスッキリして期待されてるんですかね。
    だとしたら、なんだかな~ (-.-)

    長文失礼しました。

    作者からの返信

    求められてはいますよ笑
    そこに至るまでの過程を疎かにしたらダメだよねっていう意見が曲がり曲がってそう解釈されちゃっただけなので。
    私は歴史小説に明るい訳ではないのですが、この手の作品は史実をベースとして描かれる作品が殆ど(たまに変な奴もありますが…)なのでライトノベルとは勝手が違うのもあるんじゃないかなと思います。Evelyn様のように合戦の描写を求める方も勿論いるだろうし、明らかになっていない空白に対して司馬遼太郎氏がどのような観点からアプローチするのかについて注目・期待する方もいるかと思います。
    それはさておき、いかなる媒体・コンテンツにおいても戦闘描写を要らないと思っている方はいないと思いますよ!
    ですが、場合によっては敢えて戦闘描写をカットすることでその人物の強大さや圧倒的な力を表現する演出方法もあるみたいです。
    例えば、人差し指を軽く振っただけで敵の首が飛ぶ。とか。こんな感じの描写を連発されたらいやですけど、初見のインパクトは強いですからね。


  • 編集済

    『読者は主人公の活躍が好きなのであって、戦闘シーンが読みたい訳ではない』

    これ小説を書く上で戦闘シーンに限らず、どんな物事を書くにしても金言だと思いますね。
    物語を作る上で絶対に外しちゃいけない原則を、めちゃくちゃ短い言葉で的確に言い表してます。

    なぜそうなのか、ですが。
    上記の言葉って、こう言い換えることもできるんです。

    『読者は読者の興味のあることを読みたいのであって、描写そのものを読みたいわけではない』と。

    これはさらにこう言い換えることができます。

    『戦闘シーンを見せ場にしたいなら、しっかり読者の興味を対決に誘導してからやりましょう』

    さらにさらに、こう言い換えることもできます。

    『見せたいシーンがあるなら、読者の興味を誘導してからやりましょう』

    はい、これつまり、小説を書くうえでの基本中の基本の原則なんですね。
    戦闘シーンに限った話しじゃありませんし、小説に限った話しじゃありません。
    小説、漫画、アニメ、映画、あらゆるコンテンツの基本になります。


    例えばですけど、ジャンプ漫画でバトル物は人気ジャンルですけど、
    それらの漫画で主人公たちがバトルに入るまで、どんだけ丁寧にその過程が描かれてるか思い出してもらえば分かりやすいと思います。

    鬼滅の刃なんて、最初の戦闘シーンのために、主人公が戦わなきゃいけない理由を、読者が共感しまくっちゃうように描きまくってから始めてますよね。

    ワンピースもそうです。
    バトルに入るまで、敵との関係性をガン堀りして、主人公たちがそれらを打ち倒して欲しいという期待感を盛り上げまくってから、バトルに入ります。

    こうすると、バトルの行く末=主人公が勝って欲しいという欲求が=読者が興味あること、となるので、バトル中に行われる駆け引きそのものが見せ場になるわけです。

    さらに勝てるか負けるかわからない状態を作り出すことで、ギャンブルや格闘技の試合を見る興奮に似た心理状態を読者の中に作れるんですね。


    で、もしこれら期待感を煽らずに、ただバトルシーンだけを書いたらどうなるかってことですよ。
    それはもう、『読者が興味のないことを、ひたすら書いてるだけ』っていう最悪の状態でしかないってことになっちゃいます。

    これが。
    『読者は主人公の活躍が好きなのであって、戦闘シーンが読みたい訳ではない』
    の意味だと私は解釈しています。

    そういう意味でこの言葉は戦闘シーン不要論どころか、その真逆。
    戦闘シーンを面白くする原則をたった34文字で教えてくれる、戦闘シーン賛歌ですよね。

    もう国語の教科書に載せるべき言葉なんじゃないかなってすら思います。

    作者からの返信

    まさにその通りなんですよね。
    自分もそれを意識して書いてはいるのですが、いうほど簡単じゃないしめっちゃ奥が深いんですよね。
    大きな魅せ場である戦闘まで、いかにして読者の興味を掻き立てて導けるかという、基礎の基礎だけど超重要なことが結構難しい。
    自分も毎日頭を悩ませています笑
    言っていることに何の間違いもないのに今回の論議が起こったのは、本文中でも述べた通り、単純に語弊のある言い方だったからなのかなぁと思います。
    あとは発信したのがXという場所だったのも大きいと自分は考えています。百人、千人以上が正しい解釈をすることを実現するには、菅野様がコメントしてくださったような長文での説明が必要です。
    それに対して、Xは短文がメインです。ポストにはそこまで長文が書けない上に正誤問わず情報が一瞬で拡散される特性を持っているので、誤った解釈が瞬く間に広がったのかなぁ、、と解釈しています。

    ともかく、S氏の言葉についてはマジで一人の物書きとして忘れてはいけない言葉だと自分も思います。
    こんな駄文を読んでいただきありがとうございました!
    今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

  • アクション映画の戦闘シーンをよく見ると分かるんですが、
    戦闘シーンで行われているのは戦う人物と人物の駆け引きです。
    格闘や剣戟だけでなく、銃撃戦や魔法の撃ち合いでも同じ。
    倒さなければならない相手がいるとき、どうやって相手を倒すか考えて戦うはずで、
    キャラクターの力の強さだけでなく、頭の良さにも具体的な説得力をもたらすのが戦闘シーンなんです。

    戦いの進め方にも個性が出ます。
    武器や魔法の説明もできます。

    ですから、戦闘が始まったら文章で描くべきこと、文章から読み取るべきことはたくさんあるはずですが……。
    キャラクターの活躍が見たいけど戦闘シーンでは喜ばないという読者さんの気持ちが、自分には微塵も分かりません。
    (回避ひとつに1000字というのは、水増し目的の描写を指しておられるものと思いますが)
    戦闘シーンで喜ばないような読者さんにとって、「キャラクターの活躍」って何なんでしょうね?

    しかし、圧倒的な力はあっさり描写すると強く見える場合もありますし、
    100人倒すからといって同じような戦闘描写を100回繰り返す必要はないですし、
    文章全体のバランスをみて、戦闘シーンだけが長くなりすぎそうなら省いたほうがいい場合もあると思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    まさにその通りなんですよね。どこを描写してどこを敢えて省くか。余計なところで描写を盛ると読者が?マークを浮かべることになりますし、必要な場所で描写が不足していたらどういうこと?ってなります。
    そこら辺の塩梅はもう経験と慣れで身に着けるものなのかなぁと思います。

  • それ、発端はおそらく私のツイートのことだと思うんですが、私自身は「読者は喜ばない」とは言いましたが「戦闘シーンは不要」とは言っておりません。「正確な情報源を確かめたわけではない」って。正確な情報源を確かめずによくこんな長文を書きますね。

    第一、ライトノベルにおいて戦闘シーンが不要と言うなら何を書けというのか。少し考えれば流言飛語だとわかると思います。

    作者からの返信

    仰る通りです。
    今にしてみれば自分はなんて軽率な行動をしていたのかと、返す言葉もありません。
    申し訳ございませんでした。
    先ほど、佐々木鏡石様が今回の論議に関して発信されたポストや経緯について修正および記載を加えました。
    誤った情報を発信してしまったこと、佐々木鏡石様の意図していない情報の汲み取り方をしたこと、何の確認もせず無責任な批判をしてしまったことについて重く受け止め、反省しています。
    この度は私の軽率な行動によって佐々木鏡石様に多大なるご迷惑をお掛けしてしまいました。重ねてお詫び申し上げます。

    とはいえ、それらすべてを踏まえ、正しい情報を全て吟味したうえで思う所はやはりあります。
    先ほど文章の修正および推敲が終わりましたので、よろしければもう一度お尋ねいただけると幸いです。