第3話 憎しみ
政策中枢の一員であるシモンは
「メア、どけ。死人が出るぞ……」
「ならない。強行すれば死ぬのはお前だ」
「口が減らない女だ……」
円卓の置かれた部屋にはシモンと
メアは鞘から刀を抜くと
「死にたいか?」
と
「
この部屋で死人が出れば面倒なことになる。刃を向けるメアだが、メアには
「政策中枢幹部に何ができる?」
「ああ?」
「実戦にはほど遠いんだよ……」
シモンが仲介に入った。今回の件は内密に、と
「けっ、権力は怖いねえ」
唾を吐き捨てると
幻翠が
王国の依頼を受け損ねた
そして
「てめぇが幻翠かあ?」
「…………、誰だお前、……………………」
「
「…………、…………」
「何黙ってんだよっ!」
「て、てめぇっ!」
「…………、正当防衛だ、……………………」
「言うじゃねえかっ!」
「所詮素手じゃ剣には勝てない」
「…………、バカだな、……………………」
「んだとっ!」
幻翠は
皮膚硬化の術を唱え、右腕で
キィイイイイイイイイイイィンンッ!
「は、はあ!?」
速度上昇の術を追唱し、驚き戸惑う
膝を付く
「て、てめぇ……」
「…………、次は死ぬぞ、……………………」
「くそがっ…………!」
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