第10話 謎がとける

すずはが休憩スペースにいる時 前の廊下をOpe後なのか ドクターが白衣では無く Ope衣で ナースステーションに入って行った。


それをボッと 見ていた。そしてすずは、瞑想した。

すずは「あ!そうだ」と呟いた。


(この階にはOpe室があるんだ。カードキーはカードの磁気情報を読み込む事で解除される仕組みだわ。


Opeを行う間は 社員証を〔カードキー〕外すはず。Ope室には 決して持って入れないわ。

Ope室の精密な機械に誤作動が起きては いけないもの。でも 夜にOpeするかしら)


ドクターがナースステーションから出てきた。ドクターは40代のダンディなイケメン。


すずは「すみません。」

ドクター「確か君は、医院長と話していた探偵さん」

すずは「はい。あのお聞きしたいのですが」ドクター「何なりと。君何故ナースのコスプレを?」


すずは「私ですか?探偵を円滑に実行する為です。所で 先生社員証お持ちですか?」

ドクター「社員証?あーあるよ。でも今は社員証を別の場所に 置いてある。」


すずは「何処ですか?」

ドクター「Ope室の社員用控え室にかけてある それが?」


すずは「控え室は、誰でも入れるんですか?鍵などは?」

ドクター「無いよ。ドクターとナース以外は、入る人は、いないけどね。貴重品は持ち込み厳禁なんだ」


すずは「Opeの時だけ社員証外すんですか?」ドクター「いやー つけたり外したりが面倒だから Opeが、たて続けにある時は、社員証は控え室にかけたままだよ。夜中も帰れないしね 急変するかもしれないから 朝方までは、控え室にかけたままさ」


すずは「それだわ、あの患者は、きっと知ってたんだわ 控え室に社員証がある事を 昼間にこっそり社員証を手に入れ、それを利用して あの階段から下に降り、セキュリティの無い窓から外に出たのね。ありがとう ございますドクター」


ドクター「お役に たてたみたいで光栄ですよ 可愛らしい看護師さん」

ドクターはニコニコしながら歩いて行った。


すずは(ありゃー相当 色恋でナースを泣かせてきたな。)


すずは.は、コーヒーを飲みながら(あの患者は何をしに脱走したのかしら)と考えた。


0時10分掃除道具入れの個室の窓から外に出る男がいた。


グレーのスエットをまとっている。フードとサングラスではっきり顔は 分からない。


すずは.は、後を尾行した。 


その男は、タクシーを拾った。すずは.も次のタクシーに手を挙げた。


すずは「運転手さん 前のタクシーを見逃さないで そのまま後をつけて」

運転手「もしかして 警察の人ですか?お客さん 捜査ですな?ワクワクしますな」


すずは.は「運転に集中」

運転「イエッサー」運転手は片手で 敬礼をした。


すずは.は、黒のボディースーツ姿に黒の革ジャン。ルパン三世の峰不二子、ふ〜じこチャンだ。


歌舞伎町で その男は、降りた。

すずは「歌舞伎町?、運転手さんここで 降りるわ」


運転手「お疲れ様です いつでも 利用してください」と名刺を渡された。


すずは.は、その男の5メートル後を歩いた。


目の前に(え?GOLD Peace だわ、マジで⁈まさか この中に入るの⁈)その男は、横の路地に入った。


すずは「まさか」すずはの思った通りだった。GOLD Peace の裏口から その男は、入って行った。


すずは.は、中にホストとして いるはずの五十嵐に連絡をつけたかったが 携帯をかけても出なかった。


すずは「仕方ない 私が中に入るか すずは.は、後ろの黒の小さなリュックから ピンク色のレースのパニエチュチュスカートを取り出した。黒ずくめにはピンクのスカートが良く似合っていた。黒縁のメガネをかけ ツインテールにした。ロリータのコスプレ、別人だ。

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