第7話 切り札

五十嵐「ちょっと〜」その男の肩を握ろうとした時 すずはが「いいのよ、五十嵐君 その人 宮本巡査部長 私の彼?彼なのー?」


宮本巡査部長は 彼だと大きく頷いていた。

五十嵐は 目を丸くして何度も、すずはと宮本を往復して見た。宮本は ソファに座った。


宮本「あのさーこの地図だけじゃーわかんないよ」

宮本巡査部長が携帯の画面を五十嵐とすずはに見せた。


そこには、鉛筆の手書きで書いたメモ用紙をスクショした物が 写し出されていた。道の右側にはbank向い側にはコンビニ。少し行くと道の左に小さな店があり、手前に小さな路地がある。その道の数件先に、下がcafeの二階建の建物の2階の部分に矢印をし「ココ」と書いてあった。


五十嵐「なんで手書き?この地図わかりづらい!地図だけ?住所は?」

宮本「ない!」

五十嵐「無いとは?」

宮本「だから無いんだよ」


五十嵐「確かに、わからん。じゃーどうやって?来たんですか?あー聞き込みしたんですね」

宮本「いや、してない」

五十嵐「え?」

宮本「刑事の感だ」(こいつら、まともかよ)と五十嵐は思いつつ、五十嵐自身も感染してきてる気がして身震いした。


すずは「所で」

五十嵐(あ!話変えた)


すずは「事件の情報取り引き、どうする?私 あなたが知りたい情報 沢山持ってるんだけど」五十嵐(おーすずはさん強気ですねー)


五十嵐は またもや宮本とすずはの顔をなんども往復してみた。先に口を割ったのは 宮本巡査部長だった。


宮本「仕方ないなー何が知りたいんだ?言えるとこまでだが」

すずは「場所と まるガイの現場の状況が知りたい」


宮本「あのさーすずは.は推理ドラマの見過ぎ、まるガイやら 言わないから 被害者ね!被害者!まー自殺かもしんないけど!場所は歌舞伎町から10分程の○○マンションの5階 現場は2LDKで 被害者は キッチンで死んでいた。玄関のドアの鍵は かかっていた。密室だな」


すずは「じゃーこっちの情報ね。GOLD Peace のNo.2のホストで蒼井 海。GOLD Peaceには ひかりんと言う総支配人。ホストのひなたがNo.1 。あと〜蒼井 海が1番親しかった姫を知ってるわ。でもーこれを教える前に、もう一つ そのまるガイの致命傷は何?」


宮本「被害者な!うーん、それはー」宮本はしぶった。

すずは「姫1人づつ探して聞き取りでしょう 時間と動力かかるわよねー。関係者いっぱいだし」

宮本「あーっ嫌な所 つついてきたなー。背中を包丁で刺されていた。」


すずは「背中刺されて?自殺かしら?もう少し詳しく現場の内容を宮本巡査部長!」

宮本「はい!現場のキッチンには。おいおい 言うはず無いだろうー。はい ここまでー。」


すずは「ケチ!」

宮本「じゃー教えてもらおうかな その1番親しかった姫を」 すずは.は、指で下を指した。


すずは.は 怪しい薬の事は宮本巡査部長には、話さなかった。


宮本は、下のカフェへ向かった。探偵事務所の戸口が閉まり、


五十嵐「すずはさん、何故怪しい薬の事 何故言わなかったんですか?」

すずは「切り札は、とっておくものよ!」


五十嵐「俺…怖いです」

すずは「真実がしりたいわ。解決の糸口みつけなきゃ」

と言うすずは.は、ナースのコスプレだ。でも 目は真剣だった。


すずは「五十嵐君 私病院に行かなくっちゃ!後頼むわ!」


五十嵐「頼むわって何を?」

すずは「だから 下のまかないカフェに行って捜査情報盗んできて!」


五十嵐「えー生盗聴ですか?俺のバイト料 倍ですね」すずは.は探偵事務所の戸口を開けて 手を挙げ振りながら合図をし 戸が閉まり、そのまま去って行って行った。

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