第5話 それって、やばい奴?
ひなたが 妙な話をしてきた。
ひなた「何舐めてんの?俺さ それより いいもん持ってるよ!」
すずは「え?」(いいものって何よ、まてよ これは、もしかして やばい奴じゃないよねー?ホスト行方不明所じゃないかも)
すずは.は、思わず心で(宮本巡査部長ーー)と叫んだ。(と、とりあえず 話あわさないと。落ち着け、すずは。)
すずは.はカマをかけてみた。
すずは「これさーなんか眠くなんないって お客が数個くれたの。」(家から持ってきた、ただのミント飴だけどね)
すずは.は、足を組み替えた。ひなたは、すずはの足を見ながら
ひなた「へーそうなんだ 俺は 純正のやつ」
(純正って何よ マジでヤバいじゃん。)とすずは.は思った。
すずは「それって 今持ってんの?見せて。」
ひなた「今は、無いよ。でも欲しけりゃー初回は,マネーいらないけど 次からは」ひなたが指を一本立てて「ぐらいかなー」と言った。
すずは(え!1000円? な、訳ないよねー。一万?十万?分からん いくらよ)すずは.はニコニコしていた。
ひなた「頼んであげようか?るなちゃんなら 俺、まけてあげる 相場の80でいいや」
すずは.は(待て待て尚更金額分からんくなったぞー。どうする?どうするこの場を 上手く切り抜けないと 買うはめになって、私犯罪者になってしまう。買わずに 証拠を掴みたい。どうする?)
そこへ 「どーしたの?ひなた 初姫に 近すぎじゃな〜い?お前 姫に惚れたな?ホストは 姫に本気に惚れるのは、御法度だぜ」
すずは(証拠は、次にしょう。とりあえず、助かったー)と思いながら
すずは「えーそうなのー色恋は ダメなのー?残念だわ」大袈裟に 口を尖らして ひなたを人差し指で つついた。
ひなたは「総支配人が 来ちゃー。俺譲るしかないな!ひかりん総支配人にに譲ります。失礼します。ありがとうございました」とグラスを合わせて ニコニコしながら去って行った。
ひかりん総支配人「初回は、楽しめましたか?この後指名もできます。どうします?」
すずは「そうねー。今日は 今からお店出勤だから ここまでで。又来るわ!楽しかった。次は あなたも私のテーブルに付けるの?ごめんなさいルールいまいちで」
総支配人「大丈夫!そのうちわかるから、るなちゃんなら 可愛いから ホスト達が ほっとかないよ。るなちゃん 何処の店?もち歌舞伎町でしょ⁈キャバクラ⁈」
すずは「うーん まだ教えない。だって 教えたら私の客がホストだらけになったら 困るもん。太客に 悪いわ!そうでしょ」
総支配人「じゃー 又来てよ待ってるから、送りは、誰にする?」
すずは「じゃーあなたで」総支配人は すずはの耳元で「俺、待ってるから 必ず来て」と言って 耳たぶにキスをした。
すずは.は(やめてくれー。キモいから、自分がカッコいいとでも、思ってんのかよー。)
すずは.は早く外の空気を吸いたい気分だった。又来る事を総支配人と約束して 支払いを済ませ外に出た。
耳たぶを携帯用の消毒入りウェットティッシュで 念入りに拭き上げながら
すずは「あの 支配人勘弁して欲しいわ」ブツブツ言いながら階段を上がり 壁を見ると早速小さく 五十嵐の顔が 「伊達 王」の名前入りでパネルに載っていた そのパネルに『new』と入っていた。
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