第7話 思い出せない昨夜の出来事2

ここまで覚えていないなんて予想外だったな。

薄くし過ぎたかな・・僕の血。


僕の腕の中にいるカイト。

早く僕を思い出して。


キスを止めたら物足りなさそうな顔をするくせに

自分からは求めてくることはないカイト。


その顔がたまらなくかわいい。


チュッ。チュッ。チュッ。


状況が掴めていないハズなのに僕からのキスを抵抗せず受け入れている。


深い深いキスをする。


うぅ・・ふっ・・ん・・。

カイトから漏れる声がたまらない。

息苦しさを感じるのか少し僕の口から離れようと抵抗するけれど

僕はそれを逃さない。


んっ・・うぅ・・ん。ふぅ・・


僕の腕をギュっと掴む。

かわいい。かわいい。僕のカイト。


早く僕を思い出して・・。


「ちょっ・・ちょっと。もう無理。待てって。」


「ダメでした?」


「・・・ダメじゃないけど。」


かわいい。

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