第6話 思い出せない昨夜の出来事1

戸惑う俺の顔に

リクからやさしいキスが降りてくる。


チュッ。


チュッ。チュッ。


待て。待て。待て。


どういうことだ?


「リ・・リクく・・ん?ちょっ・・ちょっと。」


チュッ。


「ん?カイトさんコレが好きって昨日言ってたじゃん。」


「俺が??」


「そうだよ。覚えてない?」


チュッ。


覚えてない・・・。


「じゃ・・ちょっと思い出してみる??」


そう言ってリクのくちびるが近づいてきた。


うぅ・・ふっ・・ん・・。


自分でも驚くほど甘い声が漏れる。


少し強引に口を開けられ、リクの舌が絡まる。


んっ・・っ。 あっ・・。ふぅ・・。


やばい・・なんでこいつこんなにキスが上手いんだ。


チュッ。


おもむろに軽いキスに変わりニコリとほほ笑むリク。


「ちょっとは思い出してくれた?昨日はもっと積極的だったのに・・。

今日は恥ずかしい??でも物足りなさそうだね」


クスっと笑うリクの顔がムカつく。


そして思いのほかそれを受け止めている自分い驚く。


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