第2話 出会い

堂上どうじょうリクで・・す。」


オーナーの紹介で、バーテンダーとして新しくきた子が俺の前でぷるぷる震えている。


なんで、ぷるぷるしてんだ・・?


「えーーっと。接客業は経験あるのかな?」


「はい。い・・ち・・おう?」


「一応?」


「ヤマトに色々教えて貰ってて・・。」


「あぁ。オーナーに。」


「はい。」


「じゃ、大丈夫かー。」


「ちなみに、リクくんは、身長はいくつ?」


「ひゃ・・ひゃくきゅう・・。」


「190以上あるの?でかいね・・」


「え??」


「あ・・いや。ガタイはいいなとは思ったけど・・。」


こんなでかい男がどうしてぷるぷるしてんだ?


「カイトさんの身長はいくつなんですか??」


「あっ?オレ?一応・・187くらいかな・・いや・・縮んでるか・・歳だし・・。」


「カイトさんっていくつですか??」


「あー俺?28。」


「え??見えない・・。」


「どういう意味よ・・」


「あっ・・いえ・・同い年くらいかと。」


「22?イヤイヤさすがに見えないって。もうおっさんですよ。」

 で、今日から入れるんだよね?」


「はい。」


「了解。じゃ、すぐに入ってもらおうかな。」

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