第8話幼馴染助けたよ
聖剣はプンスカプンスカお怒りだ。
ちょっと気になる事があるから聞いてみるか。
「いつのまにナチュラルにしゃべれるようになったんだ?」
『え〜と前も普通に喋れましたよ!機械音の方が聖剣っぽいからってマスターが変更しろっていったんじゃないですか?覚えてないんですか?』
「そんな厨二病みたいな事いってたの?」
『はい!』
「まじか!?あの時は勇者になれて浮かれてたんだな!全然覚えてないや」
1人でしゃべってると父さんが来た
「どうしたんだ!?カインおもちゃの剣に喋りかけて?」
やべ、父さんに聞かれちゃったよ。こっちも念和でしゃべればよかった。5歳児の演技でのりきるか
「父さん、5歳児だもん剣に喋りかけるなんて子供だと普通だよ!」
「そうなのか!?確かにエレナちゃんも手に持ってと木の枝に話かけてたな‥」
エレナのおかげで助かった
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「ナンシーのお土産も買ったし家に帰るかカイン」
それにしてもいっぱい買ったな。毛皮が高く売れたからって買いすぎだよ。絶対母さんに怒られるね。
うん?何か広場が騒がしくなってるぞ!エレナのお母さんが慌てた感じでこっちに走ってくる。
「ゲイツさん!?うちの子がどこにもいないんです‥‥‥!?村中探してもいないし、どこにいっちゃったんだろう。もしかしたら森に行っちゃたかもしれないのでゲイツさん探すの手伝ってください」
「そりゃあ、大変だ!?カイン、父さん今すぐに森の中探しにいくから、母さんに遅くなるかもしれないっていっといてくれ」
「え、エレナいなくなったの!?もう暗くなって危ないじゃん!?」
父さんはもう走っていなくなってしまった。。荷物置いていっちゃったよ。マジックバックに閉まっておくか。
もしかしてエレナいなくなったの俺のせいかも(汗)!?さっき泣かせて走っていっちゃったもんな。
『100%マスターのせいです。子供の夢をぶち壊すんですもの』
そうだな!エレナをみつけてこの聖剣エクスカリバーをあげよう!
子供の夢は叶えてあげないとな!
『何バカな事いってるんですか!?マスターからはもう絶対に離れまん」
まずはエレナを探すか。
スキル"サーチ、マップ発動
さてとどこにいるかな?あ、いたいた森の中にいるじゃん。早く助けないとマジでヤバいじゃん!?
「エクス行くぞ "転移」
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「うえ〜ん(涙)カインのバカ〜この剣は本物の聖剣だも〜ん」
暗くなり始めた森の中で子供の泣き声が響いていた。周りには狼が集まって来ていた。
「「「「「グルルル!グルルル!グルルル!グルルル!」」」」
「うわ〜ん狼だ〜お母さ〜ん助けて〜〜〜〜〜食べられちゃう(大号泣)」
狼が一斉に子供に飛びかかってきた。
「うわ〜ん、死にたくないよ〜」
ズゴーーーーン!!!
爆音と共に周りがまぶしくなった。
光り輝く剣一振りで狼の群れが一瞬に消えた。エレナはその剣を持っている人の後ろ姿を見てすごく驚いていた。
「‥‥カイン?うぇ〜〜〜ん!」
エレナはまた泣きだした。
「あぁ、そうだよ。普通の村人カインだよ。エレナ1人で森の中いっちゃ危ないだろ!?今だって狼に食べられそうになってただろ!マジで、間に合ってよかったよ」
エレナを落ちつかせるために頭をなでた。頭を撫でていたら自分の妹の事を思い出してしまった。妹の"まさみは元気にしてるだろうか?
「まずはエレナから俺が助けた記憶を消そうか。“デリート」
よし、これで大丈夫だ。あと村に転移して早くエレナのお母さんの所にいかなきゃ。心配してるしね
「カインなにしてるの?その聖剣すごいね!カインの聖剣?ピカッーて光って狼倒しちゃうんだもん!?最強勇者トモカズみたいだね」
あれ?何で記憶消えてないの?おかしいな?
『マスターもしかしたらこの子、勇者の素質があるかもしれません。無意識にデリートを打ち消していますよ』
まじ?ヤバいじゃんんんーーー
俺の正体バレそうじゃん!
"さてこれからも平穏な生活はおくれるのだろうか
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