第3話転生するよ

「う、ここはどこだ?」

まわりは真っ白で音も匂いも感じない不思議な空間だがすごく落ち着く場所だ。

 このままここで過ごしたいな。


 「いいよ!別にここにずっと居ても、暇だし。」


人の気配も感じないし、音のない空間なのに頭によく響く。もしかして自分の考えが筒抜けなのではないだろうか。

 これは!もしや!異世界あるあるの女神様だ!


 「違うよ、女神じゃないよもっと上の神様だよ。あと君の思考は筒抜けだよ」


 やはり、俺は異世界転生するんだ!ハーレム勇者になり魔王を倒し女の子達とウハウハなえっちかな生活が待ってるだ〜〜〜〜!!


「うん、半分正解で半分違うよ。ハーレム勇者にはならないよ。そんなラノベみたいにならないから」


ならないんかい!でも半分正解という事は異世界で勇者になれるんじゃい。

 ヤッホ〜〜イ!厨二病の血が騒ぐぜい。やっぱ死ぬ前に神様に願って良かった〜!


 「良かったね願いが叶って。あと神気のおかげで心労もなくなって元の明るい性格の状態に戻ったよかったよ。でも本当に異世界転生していいの?このままここにいてもいいよ」


 あれ、俺の事しってるんですか?確かに昔は明るかったような気がする… そうか、この落ち着く感じが神気なんだ。

 久しぶり元の自分に戻った感じだ。体も軽いし今なら空も飛べそうだよ。


 「飛べないよキミ、今魂だけの存在だよ。これから次の転生先の身体つくるから要望があったらいってね」


 じゃあ、イケメン、高身長、頭脳明晰、スポーツ万能でお願いします!


「了解!う〜〜〜ん、はい完成!」


ちよっと〜〜〜〜〜!全然要望通りじゃたいじゃん!?元のままの容姿じゃん。全然変わってないじゃん!


「ただ要望聞いただけだよ。キミの要望通りすると時間かかるしめんどいんだよね。でも3歳分若返らせてあるよ」


3歳分なんてそんなにかわらないよ!?もうこのままでいいんでチート急のスキルとか下さい!勇者だから魔力無限とか再生能力とかステータスMAXとかお願いします。

「無理、そんな事したら君の身体壊れちゃうよ。まあ、しょうがないから僕の神気少しだけあげるよ。はじめは弱いかもしれないけど頑張れば俺ツェーみないにラノベ主人公になれるかもよ」

 

マジですか!俺がんばるっす!ではそれで異世界転生でお願いしやっす。


「まずは魂を身体に移すね。はい、完了。神気も移したし異世界に送るよ。いいかい?」


『あれ、神様がみえるようになった!神様めちゃくちゃ綺麗ですね。女神様みたいです!!」


「僕は男でも女でもないよ。創造神だし。みえるようになったのは僕の神気をあげたからだよ」


『めちゃくちゃすごい神様じゃないですか!』


「ちょうど向こう側から異世界召喚の儀式してるから、こっちが無理やり介入して召喚するね」


『はい、俺を転生させていただきありがとうございます神様!俺頑張って魔王倒して平和な世界にします』


「まあ、ほどほどに頑張ってね。勇者は他にもいるんだし。じゃあ、今度は身体には気をつけてね」


光に包まれ男は異世界召喚された


「さてと久々に一仕事したからカップラーメンでも食べようかな」

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