第23話 背後霊、『赤い烏』制作秘話を語る

 タイトルを見て思わずスマホ・パソコンの画面から後ろへ高速移動した方、ごめんなさい。

 実は、しぇもんご様の作品『ボツ作品をホメルン』のコメント欄にて、陸遜が亜咲の背後霊として爆誕してしまったのである。


 しぇもんご様『ボツ作品をホメルン』

 https://kakuyomu.jp/works/16818093084292320893


 こちらの『ボツ作品をホメルン』にて当方の作品『赤い烏』をご紹介くださった上にご感想までいただいたことで、しぇもんご様とのご縁を頂戴した。犀川よう様主催の「さいかわ水無月賞」及び「さいかわ葉月賞」に参加し、多くの作家さんたちと交流することができた。この交流は、私がカクヨムで活動するにあたり、非常に貴重な経験となった。他の小説投稿サイトでは味わえない経験であると思う。


 さて、この背後霊陸遜であるが、私にとって役立つことを特に何もしない。せいぜい、しょうもないコントを繰り広げるだけである。


「亜咲、そなた、カクヨムコンテストの準備は進んでおるのか?」


 昨日、GoogleドライブからWordにコピー&ペーストして、推敲したよ。


「ほう、どのくらい推敲したのだ」


 けっこう、したな。


「なんだ、その曖昧な返事は。新作も書いていたが、進捗はどうなのだ」


 けっこう、書いたよ。あとは、最初の方を、書き直す。でも、まだ、最後までは行ってない。


「またそのようにわかりづらい回答をする」


 コンテストまでには間に合わせるから大丈夫。


「ところでそなた、子明の話も書きたいなどと申しておったではないか。それはどうなっている」


 陸遜さ、子明なんて言われたって、読者の方には誰のことだかわからないよ。呂蒙って言ったほうがいいよ。


「おお、そうであった。呂蒙の何を書くつもりなのだ」


 関羽との話になるかなあ。生涯を追ったって、そんなの正史を読めばわかるじゃんってなるもんね。歴史ものって難しいんだよ。正史をなぞるだけなら誰にでもできる。その人を読者の目の前によみがえらせて、息をさせて、血を通わせないとならないんだよ。そうでなきゃ、書く意味がない。


「むむ、それは難しい。そなた、私の話を書いている時は、『私、陸遜なんて書いていいのかなあ』なんて、泣き言を抜かしていたではないか」


 だってさあ、難しいんだもん。ただ、劉備を追い払った人というだけじゃないでしょ、あなたは。どんな人を親にもって、どんなふうに育って、何を見て、どんな思いをしてきたのか、想像しなきゃ、あなたをわかることができなかった。正史を読みながら、私はあなたがその時どんな思いでいたのかを考え続けたんだよ。


「そうしてできあがったのが、『赤い烏』なのか」


 そうだよ。どうしてもあなたで書きたかった。歴史ものは難しいけれど、私には三国志しかないから。

 ところがさいかわ水無月賞や葉月賞で三国志ものを書いたら、意外と「隠れ三国志ファン」の方とも交流することができたんだ。嬉しかったよ。


「私も同感だ。また、しぇポエもんごどののもとで、うまい酒を酌み交わしたいものだ。我らの国のうまいものも持参することにいたそう」


 あの時は楽しかったね! じゃあ、またみんなとおいしいお酒を飲むために、いい作品を書こう!


「ところで亜咲、『赤い烏』の『りんく』を貼らなくともよいのか?」


 かしこまりました!


 https://kakuyomu.jp/works/16818093082534817034


「おのおのがた、それではこれにて失礼いたす。息災であられよ」


 また次回お目にかかりましょう!





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る