【HO2について】

【HO2について】

 貴方は冬告山にひっそりと存在する気象研究所が秘密裏に出したアルバイトに応募した。

 その後、所長がミ=ゴであることを知ってしまう。

 秘密を知った探索者は所長である鬼嶋未悟の直属の部下にさせられてしまった。

 そんなある日、冬告山の異常気象が観測され、探索者は未悟からその調査を命じられることとなる。


 なお、このHOを取得した場合はミ=ゴと遭遇時の正気度ロールを行うこととなる。




【HO2限定の導入】


『入り給え』


 機械的な音が入り混じるほんの少し不快な、それでいて重厚感のある声が扉の先からした。

 覚悟を決めた探索者が部屋に入ると、そこには突起物がついた渦巻き状の楕円形の頭を持ち、蝙蝠めいた翼を生やしたピンク色の甲殻類のような姿の化け物がいた。


 探索者の上司である気象研究所所長の鬼嶋未悟である。


『このところ山の気温が変化している。永遠の冬山として0℃以下の気温を記録し続けていた冬告山の気温が、だ。この地に観測所を設置して久しいがこのようなことは前例がない。そこで調査をしてきて欲しい』


 この気象研究所の所長がミ=ゴであることを知ってしまった探索者は鬼嶋未悟の直属の部下にさせられてしまっている。未悟に逆らえば命がないことを悟っている探索者は致し方なく未悟の指示に従うこととなった。




【気象研究所について】

 表向きは三階建ての建物に四階建ての宿舎が併設している研究施設。

 しかし、実際には地下に隠された区画が存在している。

 気象研究所の所長の正体を知ってしまった【HO2】は以下の区画の存在も教えられている(というより、【HO2】の導入は地下区画で行われている)。

 以下にはそれぞれの区画について纏める。


【気象研究所1F】

 エントランス、応接室、休憩室、二つの研究室、所長室が存在する区画。


 エントランスはレッドカーペットが敷かれ、シャンデリアが輝いている贅を凝らした作るで絵画なども飾っている。

 技能を振っても得られる情報はない。


 応接室は来客対応ができるようにガラスの机と革張りのソファが置かれており、著名な画家の風景画が飾られている。落ち着いた色の木が使われており、全体的にシックなデザイン。

 技能を振っても得られる情報はない。


 休憩室は仮眠ができるようにベッドが置かれ、ベッドの周りだけカーテンを閉めることができるようになっている。

 また、軽い食事くらいなら作れそうな小さなキッチンが設置されている他、机と四脚の椅子が置かれており、仮眠の他にコーヒーと軽食を数人の仲間と楽しむくらいのことはできる設備が揃っている。

 技能を振っても得られる情報はない。


 二つの研究室はどちらも同じ作りで、気象に関する本が集められた本棚と、雑多な紙の資料が堆く積まれた机、古い型式のデスクトップパソコンが置かれている。

 情報が出る探索箇所は本棚のみで、<目星>か<図書館>に成功すると専門家でなくても理解できる気象に纏わる本を手に入れることができたということで、<気象学>を20%獲得することができる。なお、全ての研究室で本棚に対して技能を振ることが可能であり、他の研究室で技能に成功しても別の研究室であれば技能を振ることができる。その場合、二回目からは成功すると<気象学>を5%獲得することができる。


 所長室と書かれた表札が掲げられている部屋で、他の部屋に比べても大きい。

 黒檀を使った机とふかふかなソファと他の部屋に比べると高級な家具が多いが、そのいずれもあまり使われておらず生活感もない。

 扉から見て左斜め方向にある床にある隠されたボタンを押すことで地下に降りることができる階段が露わになる。


 階段は左側に設置されており、一階から三階を自由に移動することができる。


【気象研究所2F】

 二つの実験室、二つの研究室、図書館が存在する区画。


 二つの実験室はいずれも様々な実験機器が置かれており、<気象学>や<コンピュータ>といった技能に成功すればそれらが全て気象観測などを行う機器であることが分かる。

 他にいくつかのデスクトップパソコンが置かれており、得られた情報をすぐに電子データにして保存できるような環境が構築されている。また、部屋には大量のペンとノートが置かれた机も存在し、電子データで保存すると同時に物理的な媒体でも情報を保存している。

 アルバイトで気象情報をひたすら紙に書き記すという苦行をしていた【HO2】はこの部屋で得られる情報を事前に知っている。


 二つの研究室はどちらも同じ作りで、気象に関する本が集められた本棚と、雑多な紙の資料が堆く積まれた机、古い型式のデスクトップパソコンが置かれている。

 情報が出る探索箇所は本棚のみで、<目星>か<図書館>に成功すると専門家でなくても理解できる気象に纏わる本を手に入れることができたということで、<気象学>を20%獲得することができる。なお、全ての研究室で本棚に対して技能を振ることが可能であり、他の研究室で技能に成功しても別の研究室であれば技能を振ることができる。その場合、二回目からは成功すると<気象学>を5%獲得することができる。


 図書館には主に気象関連の本が置かれているが、天文学、地質学、民話伝承に纏わる資料も置かれてある。

 分野ごとに棚が分かれており、<目星>か<図書館>、該当する分野の技能を振ることができる。成功した場合は該当の分野に関する文献を読んだことで知識が増えたことになり、気象学の棚では<気象学>が、天文学の棚では<天文学>が、地質学の分野では<地質学>が、民話伝承の棚では<伝承(雪女)>、<伝承(イエティ)>の二つと<オカルト>、それから探索者が望む任意の<伝承>を二つジャンルを指定して、それぞれ10%獲得することができる。


【気象研究所3F】

 二つの実験室、二つの研究室、資料室が存在する区画。


 二つの実験室はいずれも様々な実験機器が置かれており、<気象学>や<コンピュータ>といった技能に成功すればそれらが全て気象観測などを行う機器であることが分かる。

 他にいくつかのデスクトップパソコンが置かれており、得られた情報をすぐに電子データにして保存できるような環境が構築されている。また、部屋には大量のペンとノートが置かれた机も存在し、電子データで保存すると同時に物理的な媒体でも情報を保存している。

 アルバイトで気象情報をひたすら紙に書き記すという苦行をしていた【HO2】はこの部屋で得られる情報を事前に知っている。


 二つの研究室はどちらも同じ作りで、気象に関する本が集められた本棚と、雑多な紙の資料が堆く積まれた机、古い型式のデスクトップパソコンが置かれている。

 情報が出る探索箇所は本棚のみで、<目星>か<図書館>に成功すると専門家でなくても理解できる気象に纏わる本を手に入れることができたということで、<気象学>を20%獲得することができる。なお、全ての研究室で本棚に対して技能を振ることが可能であり、他の研究室で技能に成功しても別の研究室であれば技能を振ることができる。その場合、二回目からは成功すると<気象学>を5%獲得することができる。


 資料室には膨大な紙の資料が保存されている。

 いずれも各実験室で得られた気象情報を紙に書き記したものである。

 技能を振っても得られる情報はない。


【気象研究所B1F】

 真の所長室、所長の書斎、詰所が存在する区画。


 真の所長室は黒檀を使った机とふかふかなソファと他の部屋に比べると高級な家具が多く、贅が尽くされている印象を受ける。また、【気象研究所1F】の所長室とは異なりしっかりと使い込まれており、生活臭を感じ取ることができる。

 ここでできることは未悟への報告や会話のみ。シナリオ序盤では未悟は<説得>などの技能を振っても同行してくれないが、シナリオの後半に入ると交渉系技能を使って同行を求めることができる。

 交渉系技能の補正値については、以下の通り。


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シナリオ序盤、チェックポイント未通過……交渉系技能に(-100%)の補正値。


ホモ・カドモンの一族の地下文明を発見……交渉系技能に(+30%)の補正値。


今回の事件の犯人が古代ユウエンの民(幽遠の民)の一人であるヴァルファレンであることを含めた冬告山異常気象事件の真相を究明……交渉系技能に(+70%)の補正値。

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 所長の書斎は無数の本棚が並ぶ部屋になっている。

 <図書館>を振って成功すると、クトゥルフ神話に登場する魔導書を1D3冊入手することができる。

 <目星>を振って成功した場合は、魔晶石を1D10個入手することができる。


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・魔晶石……膨大な魔力を飽和させることで結晶化させたもの。古のものの水晶から満足いく魔力を取り出せなかったマッドな魔術研究者が研究に研究を重ねて生み出した。一つにつき1000ポイントのMPが含まれており、使用者のMPの代用として使うことができる。

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 また、<目星>か<図書館>のいずれかの技能に成功することで『魔術研究ノート』と『誰かの日記』を入手することができる。


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・『魔術研究ノート』

 以下の魔術について書かれている。


<意識の入れ替え・改式>

コスト(探索者側が使う場合):MP20+1D10正気度。必要時間:瞬時。

 イス人の意識の入れ替え能力、魔術の<精神交換>を元に開発された魔術。

 任意の対象一人と意識の交換を行う。この魔術に成功するためにはPOW対抗ロールに成功しなければならない。


<鋭敏な二人・改式>

コスト(探索者側が使う場合):MP10+1D3正気度。必要時間:瞬時。

 記憶力を増大させる<鋭敏な二人>に改良を加えたもの。

 血縁のような物理的に近い存在でなければならないという制約や性的な接触を行う必要があるという条件を撤廃し、更に使いやすいように改良を加えた。

 手を繋いだ相手と自身の記憶力を増大させることができる。ただし、手を繋いでいる間しか効果を発揮せず、手を離すと魔術の効果が消滅する。


<魂の抽出・改式>

コスト(探索者側が使う場合):MP4+1D3正気度。必要時間:瞬時。

 魂を人形や土器に移動することができる<魂の抽出> に改良を加えたもの。

 人形、土器などに魂を移動することができる。また、対象に生物を選択することもできるが、生物の内部に二つの魂が存在が共存できるかは内部にいた魂の意思に依存する。

 生物側の魂が魔術の対象となった魂を受け入れない場合はPOWの対抗ロールが発生し、失敗すると肉体の主導権を奪われて魂が浮上できなくなってしまう。

 <魂の抽出・改式>では、このPOWの対抗ロールが行われる際に術の対象側に(+30%)の補正値を与えた上でロールを行う補助魔術が付与されている。また、POWの対抗ロールに敗北した魂を強制的に体外に放出する魔術効果も付与されている。


<記憶を曇らせる(Immediate version)>

コスト(探索者側が使う場合):MP2+1D3正気度。必要時間:瞬時。

 某狂った魔術師と意識を交換したイス人が開発した【記憶を曇らせる(accelelate版)】に更なる改良を加えたもの。

 「Immediate」と唱えて消したい記憶を思い浮かべると発動できる。

 旧版にあった速度はそのままに、とにかく簡単に破られないように改良を加えた。

 解除方法は術に掛けられた本人以外でも可能。

 対象者は記憶を飛ばされたことに対する達和感を覚えることもあるが、違和感を確信に変えるためにはPOWロールに通算で二回成功する必要がある。

 身体を動かしている最中に記憶を飛ばされることによって生じた違和感や不自然な前後の記憶の繋がりなどが違和感の原因になり得るが、そうした違和感を意識しないように思考を誘導する術が込められており、違和感を確信に変えるためにはまず、その魔術を解かなくてはならないのである。

 解除方法は「アブラカタブラ」と口頭で唱えると同時に右手を前に突き出し、左手を水平に構えた姿勢から、右手を上に、左手を前に突き出す動きを同時に行うこと。

 POWやMPの消費は無い。

 また、この術は自分自身に唱える事も可能である。

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・『誰かの日記』

 意識の入れ替えが無事に終了した。

 どうやら、彼らは貴重な鉱石を求めてこの地に降り立ったようだ。

 ミ=ゴ達はこの地での採掘を終えて飛び立とうとしていたが、私はこの地に興味がある。


 ミ=ゴ達を上手く言い包めた私はこの地でミ=ゴと協力関係にあったイエティと再契約を結び、この地に気象研究所を建てた。

 この地は四季のある星の中で唯一四季が無い。ずっと雪が降っている万年冬山にどのような秘密が隠されているのか、知識欲に旺盛な我々が答えに辿り着く前に帰還するなどあり得ない選択だ。

 私は必ずや真実に辿り着く。

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 『誰かの日記』を読了後に<クトゥルフ神話>に成功すると、『誰かの日記』の執筆者がイスの偉大なる種族であることが分かる。


 詰所にはイエティ達が交代制で詰めている。

 【HO2】が未悟から任務を受けた後、詰所に向ってロールプレイを行えばイエティ二名を護衛として連れて行くことができる(交渉系技能を振る必要はない)。

 イエティの住処はこの詰所と繋がっていると思われるが、どのような技能を振っても情報は出ない。また、詰所にあるものに<目星>などの技能を振っても特段情報は出ない。


【宿舎棟1F】

 食堂と大浴場、水回りと談話室が存在する区画。


 食堂には十人ほど座れる長机が八つほど置かれている。

 料理の販売は食券式で二つの扉の付近には年季の入って薄汚れた食券販売機が置かれている。

 購入した食券をカウンターまで持って行くことで料理を受け取ることができる。


 食堂の部屋全体に<目星>を振って成功すると、黒い自動販売機が置かれていることに気づくことができる。自動販売機では「爽快飴」と名付けられた飴を購入することが可能。

 値段は2000円で、飴玉は七粒入り。舐めることで一時的狂気と永久的狂気から完全脱却可能という、本当にどんな危険な成分が入っているのか分かったものではない飴玉。効果としては一粒につき1D10の正気度を回復できる。

 自動販売機の内部で飴を作り出しているようで、売り切れという概念は存在しない。


 食堂で食べることができるメニューは以下の通り。

 なお、厨房を使用して自分達で料理をすることはできない。


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・日替わりA定食

 価格は500円。毎日栄養バランスに気を使った品数の多い料理を提供している。

 HPと正気度を1D3+1回復することができる。


・日替わりA定食

 価格は700円。毎日栄養バランスに気を使った品数の多い料理を提供している。

 HPと正気度を1D4+2回復することができる。


・日替わりC定食

 価格は1000円。毎日栄養バランスに気を使った品数の多い料理を提供している。

 HPと正気度を1D6+4回復することができる。

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 大浴場は男湯と女湯に分かれているが、どちらも同じ構造。

 かなりの人数が使用することを想定した広々とした脱衣場と大浴場がセットになっている。

 また、扇風機や体重計、コーヒー牛乳などの自動販売機なども完備されている。なお、サウナは設置されていない。

 自動販売機に<目星>を振って成功すると、自動販売機の下から1D1000円を発見することができる。

 自動販売機ではコーヒー牛乳を購入することができる。

 値段は一本200円で、コーヒー牛乳を飲んだ場合、正気度とHPを1D10ポイント回復することができる。

 入浴する場合、1D20ポイントの正気度を回復することができる。


 談話室は暖炉が置かれ、ゆったりと寛げるソファーがいくつか置かれた部屋になっている。

 技能を振っても特段得られる情報はない。ただし、KPの判断で談話室などで職員と話して噂話という形で情報を開示しても問題はない。


【宿舎棟2F】

 気象研究所で働く研究員、アルバイトなどが寝泊まりをする区画。

 【HO2】の部屋もこの階にある。

 基本的に職員のプライベート空間のため情報は出ないが、【HO2】の部屋に戻ることで 【HO2】が持ち込んでいそうなものをKPに申請することで追加することができる。

 簡単に言えば、【HO2】限定で持ち物を追加することができる部屋。


【宿舎棟3F】

 気象研究所で働く研究員、アルバイトなどが寝泊まりをする区画。

 基本的に職員のプライベート空間のため技能を振っても情報は出ない。




【NPCデータ 気象研究所編】


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【NPC】鬼嶋未悟(イスの偉大なる種族に憑依されたユゴスの科学者、ミ=ゴ)

耐久値HP:10 魔力量MP:13

STR:50

CON:50

SIZ:50

DEX:70

INT:120

POW:65

ダメージボーナス:±0

装甲:無し。しかし、ミ=ゴの身体は地球上の物質ではないので全ての通常の武器は可能な最小限のダメージしか与えない。

正気度喪失:0/1D6。


1ラウンドにつき2回行動

 ミ=ゴは二本の鋏のような鉤爪を使って近接攻撃を行う。


魔術

<萎縮>対象に肉体的損傷を与える。任意のMPとその半分の正気度ポイントを投入でき、対抗POWロールに成功すれば投入したMPと同じ量のダメージを与える。

<破壊>コストは3MP、1正気度ポイント。10m以内の対象を一時的に無力にする。対抗POWロールが必要で、成功すると対象は激しい苦痛、顔や手が腫れ上がり体液が滴り落ち、視力を失う。効果が切れると完全に回復するが、この経験により正気度ロールを行い1/1d6正気度を失う。

<精神を貫く矢>コストは1D4のMP のみで正気度ポイントの消費はない。魔法陣を生じさせ、そこから対象一人を狙って無数の純白の矢を放つ。ダメージ4D6のPOWと正気度2D6の喪失。

<追い風>1ラウンドにつき2のMPを支払う。味方の背後から追い風を吹かせることで追い風が吹いている間のDEXの数値を1.5倍にする。

<意識の入れ替え・改式>コストはMP20、1D10正気度。イス人の意識の入れ替え能力、魔術の<精神交換>を元に開発された魔術。任意の対象一人と意識の交換を行う。この魔術に成功するためにはPOW対抗ロールに成功しなければならない。

<鋭敏な二人・改式>コストはMP10、1D3正気度。記憶力を増大させる<鋭敏な二人>に改良を加えたもの。血縁のような物理的に近い存在でなければならないという制約や性的な接触を行う必要があるという条件を撤廃し、更に使いやすいように改良を加えた。手を繋いだ相手と自身の記憶力を増大させることができる。ただし、手を繋いでいる間しか効果を発揮せず、手を離すと魔術の効果が消滅する。


<魂の抽出・改式>コストはMP4、1D3正気度。魂を人形や土器に移動することができる<魂の抽出> に改良を加えたもの。人形、土器などに魂を移動することができる。また、対象に生物を選択することもできるが、生物の内部に二つの魂が存在が共存できるかは内部にいた魂の意思に依存する。生物側の魂が魔術の対象となった魂を受け入れない場合はPOWの対抗ロールが発生し、失敗すると肉体の主導権を奪われて魂が浮上できなくなってしまう。<魂の抽出・改式>では、このPOWの対抗ロールが行われる際に術の対象側に(+30%)の補正値を与えた上でロールを行う補助魔術が付与されている。また、POWの対抗ロールに敗北した魂を強制的に体外に放出する魔術効果も付与されている。


<記憶を曇らせる(Immediate version)>コストはMP2+1D3正気度。某狂った魔術師と意識を交換したイス人が開発した【記憶を曇らせる(accelelate版)】に更なる改良を加えたもの。旧版にあった速度はそのままに、とにかく簡単に破られないように改良を加えた。解除方法は術に掛けられた本人以外でも可能。対象者は記憶を飛ばされたことに対する達和感を覚えることもあるが、違和感を確信に変えるためにはPOWロールに通算で二回成功する必要がある。身体を動かしている最中に記憶を飛ばされることによって生じた違和感や不自然な前後の記憶の繋がりなどが違和感の原因になり得るが、そうした違和感を意識しないように思考を誘導する術が込められており、違和感を確信に変えるためにはまず、その魔術を解かなくてはならないのである。解除方法は「アブラカタブラ」と口頭で唱えると同時に右手を前に突き出し、左手を水平に構えた姿勢から、右手を上に、左手を前に突き出す動きを同時に行うこと。POWやMPの消費は無い。また、この術は自分自身に唱える事も可能である。


技能

<近接戦闘:45%>ダメージ1D6+DB。

<捕まえる:(mnvr)>ビルドが自分と同じか小さい者を持ち上げる。

<飛翔:(mnvr)>捕まえた対象を高所まで運び、犠牲者の肺を破裂させる。

<落下:(mnvr)>捕まえた対象を高所から落下させる。<跳躍>に成功した場合はダメージ1D4、失敗した場合はダメージ3D6。

<電気銃(拳銃):50%>ダメージ1D10+ダメージ数と同じラウンド間行動不能になる。更に、CONを行い失敗すると1D6ターン意識を失う。ファンブルの場合、攻撃対象は心臓麻痺で死亡する。

<噴霧器(拳銃):50%>この霧に晒されている対象は1ラウンド毎に1D10のダメージを受ける。暖かい服装をしていれば1ポイント、分厚い極寒地用の服装を着ていれば3ポイントのダメージを軽減できる。

<電撃銃(拳銃):50%>ダメージ1D20。強力な電気の塊を発射するカメラに似た武器で攻撃する。

<消滅銃(拳銃):30%>銃に撃たれた対象に関する『それまでの』ありとあらゆる記憶が消え、その対象が手がけた文字、映像、写真などの記憶が認識できなくなる武器を扱う。記録のみが認識できなくなるためで現実世界に存在するものが消える訳ではない。機械などを通すと効果が薄まり、特に文字などは残ってしまう。とあるイス人が意識転移の際に発生した症状を元に開発された。

<外国語(日本語):85%>

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【NPC】イエティ

耐久値HP:40 魔力量MP:5

STR:120

CON:100

SIZ:90

DEX:50

INT:60

POW:95

ダメージボーナス:+1D6

正気度喪失:0/1D4。


1ラウンドにつき1回行動

技能

<近接戦闘(拳):70%>+<鉄拳制裁:40%>ダメージ1D6だが、<鉄拳乱舞>の成功でダメージが2倍となる。

<近接戦闘(拳):70%>+<鉄拳乱舞:20%>ダメージ1D6だが、<鉄拳乱舞>の成功で×1D6のダメージとなる。

<近接戦闘(蹴り):60%>+<マーシャルアーツ:50%>ダメージ1D8+DBだが、<マーシャルアーツ>成功でキックのダメージが2倍となる。

<近接戦闘(蹴り):60%>+<飛び蹴り:5%>ダメージ1D8+DBだが、<飛び蹴り>成功でキックのダメージが20倍となる。ただし、<飛び蹴り>に失敗した場合は<飛び蹴り>に成功した判定でダメージ計算を行い、その合計分のダメージを受ける。

<猟銃(射撃(R/SG)):30%>ダメージ1D10+3。

<スノウクラッシュ:10%>ダメージ1D30+DB。棍棒で殴る。天候が雪の場合はダメージが2倍になる。

<母国語(日本語):87%>

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