映画天使の卵

 本当にただの鳥の羽だと勘違いされるような描写になっていたのを反省しています。そのせいで結末が、あらすじと全く繋がってませんでした。改稿したので少しはわかりやすくなってくれたと思うのですが……。


一応解説しとくと

ノアを見捨てた時点で神は人間を滅ぼすことに決めていました。

そして、シーシャ、アルベルは幸せに大地で過ごすことができました。ただ、世界最後の人類です。

シーシャとアルベルを見捨てて先だったノアとその家族達には救いがありませんでしたが、シーシャとアルベルはお互いがお互いを見捨てませんでした。だから神は彼らを救いました。

ちなみに鳥は天使の隠喩でした。鳥の鳴き声というのは天使の声です。つまりは彼らを導く声、羽も地へ導くためのものでした。天使が導くというので彼らが直接船の前に現れると思いきや、回りくどい迂遠な表現をしました。


この発想の元となっている作品が、天使の卵という押井守監督作の映画です。

映画にも羽のシーンが出てくるのですが、真実を知って衝撃を受けてからいつかこのシーンを小説で書こうと決めていました。

天使の卵は口数が少なく暗い地味な映画ではあるものの、表現力に関しては一級品です。設定も方舟が転覆した裏側の世界が舞台ということで、かなりぶっ飛んでます。陰鬱な独特の世界観と厨二心をくすぐられるようなデザインのメカも登場します。唯一無二の作品であることには間違いありません。

是非ともこれを機にこの映画を見ていただきたいです。ただかなり人を選ぶ映画であることは間違いないので、面白さは保証できませんが笑







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ノアの方舟は、陸へ辿り着かなかった。 クロネコ太郎(パンドラの玉手箱) @ahotarou1024

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