第2話 面接

まず、今日この土曜日にアルバイト面接をするためにローソンの方角に向かい申し出た。


コンビニの中に入ると、店員からいらっしゃいませっとあいさつされたの


で「アルバイトの面接に来た藤原京介です」と丁寧にお返しした。


「藤原さんですね、山下店長をお呼びしますので少々お待ちください。」


「はい、お願いします。」数十秒たったころ、制服の上に白色のYシャツ

で白髪、小晴がつけているような丸眼鏡で50代半ばの男がバックヤードから出てきてこちらに来る否や


「お待たせしました、よろしくお願いします。」と口を開いた。


「こちらこそよろしくお願いします。」


「面接はバックヤードで行いますのでついてきてください。」


「わかりました。」

店長にバックヤードまで案内されると木製の机と椅子が水平に並んでおり、金属製の棚には多種多様な商品がずらりと並んでいる。


「こちらの椅子にお掛けください。」


「はい、失礼します。」

返事をしてから背もたれに布かばんをかけ、椅子に座る。


「さっそくだが、履歴書を頂いてもいいですか?」

そう言われると、布かばんの中から予め用意した履歴書を「はい、こちらです。」と言い、店長に提出した。


「はい、ありがとうございます。それじゃ私が履歴書を見てる間、書いてほしい書類があるので書いてもらってもいいですか?」


書類を受け取ってから「わかりました。」と応答した。

この書類アンケートみたいだな、とりあえず良いこと尽くめに見えるような回答を書いておこう。

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よし、これでいいだろう。「書類書き終えました。」書類を店長の手元に渡した後、「ありがとうございます、では面接を始めます。」と言われた。


「よろしくお願いします。」少し頭を下げた後元の位置に戻した。


「志望動機を教えてください。」事務的な質問が耳に飛んできた。


「はい、僕は接客で社会を知り尽くしコム二ケーショを捗りたいからです。」


「なるほど。」店長は紙で何かを書いている、俺に対しての評価を書いていると確信した。


「次に、通勤方法を教えてください。」


「徒歩か自転車です。家から近いので。」


店長は少し驚いた表情で笑みを少し浮かべて


「そうなんですね。助かります。」と安堵した声が漏れた。


「さて、週何日で来れそうですか?」3日以上で通勤は可能だ。


「3日以上で来れます。」


「ふむふむ、土日の片方来れそう?」


「両方来れます。」


「ありがとうございます。何時間ぐらいできますか?」


「5~6時間ならできます。」


「わかりました、ではアルバイトについての説明をします。時給は1300円で出勤時間は――――――」


この男の長い事務的な説明は何分たったのだろうか、5分か?もっと長いのか?自問自答しても意味がない。わからないものはわからないからだ。


「以上で面接は終わりとします ありがとうございました。」


「こちらこそありがとうございました。]


          お互い頭を下げ元の位置にまた戻った


「失礼しました。」と合言葉のような単語を言い、そのまま自分の家に帰った。   明日が楽しみで待ち遠しい…

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