第25話 暗黒騎士

【わしの読み違いじゃった。何度もここに来る意味も、未来が変わらないことを、全てはこの場所じゃった。詳しく説明すると…コホン!!涼殿、お茶を頼む】


飲むんかーい!!!!!この真夜中に。


 爺さんは、レインと言う男が統率してると。俺達を苦しめた敵は、エネミーと言うらしい。


 レインの統率によって世界を破滅へと導いてると。ただもう一人謎の男が同じように。


 二人の男は黒い鎧を身につけて、圧倒的な力で破滅へと導いてるらしく、爺さんは俺達に助けを求めて来たって訳だ。


りあは、


【じゃあ、そのエネミーは地球外生物で、統率してるのは人間ってこと?その人間が世界を何故破壊しようとしてるの?】


【思想の違いじゃろ。じゃが問題なのはその思想がわしらとはあまりにも開きすぎて。次々とレインに従う人間が増えているということじゃ。そして何よりもレインが統率するエネミー達が強すぎる。レインは暗黒騎士じゃ、太刀打ちするには相当の戦力が必要じゃ】


暗黒騎士、どのような力が?


爺さんは、


【暗黒騎士は謎が多いんじゃ。何か剣に乗り移らせるような…りあ殿も剣士なら解るじゃろうが、剣に何か付加着けたらどうなる?炎、雷】


りあは、


【単純に威力が増すよりも、剣を止めてもダメージを受けますね。特に雷は鉄製の鎧ではダメージは倍増します】


ルーが横から入って来て、


【無力化しちゃえば?例えば私の無属性サージ、ブルードレインを使えば?】


爺さんは、


【受け止める瞬間や、こちらの攻撃を当たる瞬間じゃぞ?可能か?そのタイミングに合わせることは?】


ルーは悩んで、


【無理だね。その速度に対応出来ない。纏わすことが出来る魔法じゃ無いからね】


爺さんは、


【そこでじゃ!!革製の鎧やジャケットで。そうじゃな…例えばこれじゃ。涼殿、借りるぞ】


それ、お気に入りのライダースジャケット!!


爺さんは、りあにジャケットを渡して、


【りあ殿、着てる服を脱いでこれを着てみてくれんか?】


【えっ?ここで?】


【風呂場でもどこでもいいんじゃ】


りあは、ジャケットを持っていき着替えに。



【これでいい?恥ずかしいけど。涼くん私がはけるジーパンとか無いの?】


 りあ、さっきまで着ていたショートパンツは変えずに、ライダースジャケットを。


【いい!!】←俺

【最高じゃ!!】←爺さん


ルーは、呆れた目で、


【なにそれ?ただのドスケベエロコンビの趣味じゃん!!それで鎧の代わりになるの?】


りあも、


【そうなの?それが目的なの?】


爺さん、俺達疑われてるぞ。どう凌ぐ?


【……………涼殿……どうなんじゃ?】


じじい!!俺に振るのか?ひどいだろ?







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