第14話 Prologue2

この先のこと、考えてみるとこのメンツ。


不安だ!!


【それじゃ、ルーは…これ!!それっ!!】


爺さん、しゃがみ込んだ…


【どうしたんだ?爺さん?】


ルーも、りあも心配そうに見てる。


【わしも年じゃな…三人分の装備に力を使い果たして体力がもう…】


 あー、なるほどねー。ってかさ、戦いに使え!!何やってんだよ。



その隙をつくように、地平線の向こうに、



【あれは?人影?味方?】


【いや、あれじゃよ。ついに地球に降り立ったんじゃ…りあ殿、そなたの剣が頼りじゃ、頼み申す】


爺さんじゃ頼りにならないけどさ。


りあ一人では、非力ながら俺も、


【ここは、私で。この装備動きやすいし、剣も軽くて。ルー、防御壁にお願いね。私が突破された場合は】


【はい!!準備しておきます】



な、何という情けなさ…俺と爺さん使えねー。



りあは、走り出すと真っ直ぐに敵陣に。



 遠くてよく見えないが、りあの行動と共に、砂埃がどんどん大きく、


素早く次々と倒れていくのは圧巻だ!!


【あの人、とんでもなく強いのでは?】


ルーは、びっくりして固まってる。


【そうじゃのー、わしの知る限りの最強の剣士かもしれないのー】


【爺さん、それにしても体力が心配だ。あの数だぞ。何とかならないのか?】


【お主が何とかしてくれればのー、まだ未完の大器ってところかのー】


その時、ルーが、


【お爺さん、私の装備に何か仕掛けてますよね?試しに使ってみていいですか?】


【そうじゃのー、お主は使えこなせそうじゃの。りあ殿を戻すからそのタイミングで頼み申す!!】


俺だけ、何も出来ねーーーーー


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