第13話 Prologue1

 始まるグレイチームの旅、奇妙な出会いから何となくパーティーを紹介して行こうかな?


【何じゃ、誰に話しとるんじゃ?】


こいつ、強引に訳わからない俺達を集めた…



じじい!!名前はまだ聞いてない。理由は…



 こいつには何の興味も無いからだ!なので、適当に名前をつけておこう。


んー、爺さん。これでいいや。



【何ですか〜黄昏る雰囲気出して。かっこいいですけどね。ふふっ】


この女性は、身なりは女剣士って感じで…



りあ。名前は俺がつけた。何と言っても、



可愛すぎる!!素敵すぎる!!が、


怒らせると怖いタイプなんだよな。



【ねー、歩くの?乗り物とか無いの?】


この女の子は、白魔道士のルー。


出会った姿はごっつい体の…体の弱さを隠すために姿を変えていたらしい。何にせよ、



可愛い女の子!!良かった、良かった!!!


守ってあげないとな、回復系だから、重要!!




それで、俺は、召喚獣の使い手?


フェニックス🐦‍🔥の…というのが正しいのか、


それは、



自分でコントロール出来ないのだ!!!!!



そして、武器は使えない…何も出来ない…


情けない…主人公なのです。ほんと…



それでも、なんか重要な旅らしいので、


行き当たりばったりに、お気楽に!!



そうも行かないか…



 爺さんの言うことには地球の存続がかかってると言うことだ。爺さん自身も良く解ってないのか説明が下手なのか(たぶん後者だろう)



じゃ、何となく重要なミッションなので出発〜



こんなんで、大丈夫?



【さて、出発するぞい!!わしにつかまれ】




………………………………………………………



 ここは?何も無い草原に来たぞ。ここに何がある?何が目的だ?


【よーく聞け!!わしはこの場所にやってくる地球外生命体を止めることが地球の存続に関わってると思ってるのじゃ。ここは最初にやってくる場所じゃ。何としても食い止めるぞ。グレイチーム遅れを取らないことじゃ】


他のチームは?


【爺さん、他のチームは?】


【はて?何のことじゃ?】


【おい、グレイって?色だろ!!他にもチームがいるからグレイなんだろ?】


【誰がそんなこと言ったのじゃ!!名前じゃよ、グレイチーム!!白にも黒にも変わるグレイじゃ!!グレー?グレイ?もしかして、グレーじゃったか?】


【そんなことどっちでも!!じゃ何か?このメンツで迎え打つのか?ふざけるなよ!!年寄りと貧相は男、可愛い系の女性と女子じゃん】


俺達だけって、ヤバすぎるだろ!!


見ろ、女性達呆れて見れるじゃんか!!


りあは、咄嗟に、


【お爺さん、装備は?前に私が使っていた剣とか、ありますか?】


【そうじゃった、そうじゃった、みんな並んでくれるかのー、それ!!】


 おおっ!!体を包む煙が、これは鎖帷子か?それに革ジャン、いいじゃん!!かっこいい。


りあは、ええ!!ーーーーーー!!!!!??


【こら、見てはいかん!!】


【爺さんも見てるじゃん!!】


【わしは能力発動中だからの、いいのじゃ】


ズルー!!というよりも、りあの素敵な脚が!


 りあは、完全なる鎧を装備。それに背中に2本の大剣。でも、脚は…いいのか?それで?


【爺さん、りあの脚の防御は?】


【素早さも残さんといかん。回避行動は防御力よりも必須なのじゃ】


【なるほど!!確かに】


【ただしじゃ、大事な美脚…もとい、大事な脚を怪我すると困るのじゃ。なので、それ!!】


おおっ!!これは?


【どうしても、太もも部分はカバー出来ぬがな。防御と敏捷性を兼ね備えたんじゃが、どうじゃろうか?】


【いい!!ナイス!!!】

【お爺さん、動きやすいです】


ルーは、そんなやりとりを見ていて、


【なんか、男どもの趣味に走ってるような…ねー、私もあんなのがいいな】


うん!!ルーもそう思うよな!


【それがいいな!!】

【望み通りに装備してやるのじゃ、ん?、お前何でさっきから本人達の前に意見してるんじゃ?会話を被せてきるのは何故じゃ?】


そ、そ、そ、そ、そ、そんなこと…ないが?


※バチーン※ イタッ!!


りあに叩かれた…


【涼くーーーーーん、戦いだよ!!緊張感持ってね。目線が怪しい…っか、やらしい】


何故?俺だけ叩かれる?







 



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