第4話 スタート

何で寝てしまったんだよ。


あの女性は無事か?何処にいる?



【ふーむ、お主はそうとうの…】



出やがった!!もう許さん!!


咄嗟に爺さんを抑え込んだ。よし!!


【俺に何をした?お前が出てきてから滅茶苦茶だ。返せ!!平穏な日々を】


【お年寄りに何するんじゃ!!話すから放せ】


【だから、お前が話せよ。何だよグレーって?俺は…俺は…何しているんだ?ここは?】


【放せと言っとるじゃろ。腰が痛いんじゃ…】


【それ!!は絶対に止めろ。いいな!!】


【約束する。腹減った…何か食い物ないか?】


【爺さん、ほんとどうしようもないな。今度は食い物の催促か。何か冷蔵庫に…あった!!割引の弁当🍱俺が食おうと思って…おい、何も言わずにに食い出すな】


※ムシャムシャ!!※


もう買い終わりかよ。何だ、この爺さん…


【ふぅー、落ち着いたわい。お主とそうじゃな、あとベッピンさんおらんか?】


ベッピンって、古っ!!


※バタン※


【うるさいよ。何騒いで…誰?このお爺さん】


 出ました!!俺の大好きな奥さんで、女剣士で。うん、相変わらず可愛いな。


【うひゃー、なんたるベッピンさん。噂には聞いていたが、こう見ると…大きいの!!】


【おい、俺の妻の…見るな!!】


【そんな言い方ないでしょ!!相手はお爺さんよ。それに誰が妻だって?馬鹿なの?姉に向かって。変な夢見てたんでしょ?】


女剣士?奥さん?姉?


何で、もう混乱😵‍💫させないでくれ。


【不安定じゃの…近いと言うことか。これは何とかせねば…】


【あのな、あんたが出てきてから訳わからないこと起きてんだよ。何が近いんじゃ!!…何だよ、変な言葉使い、うつすなよ】



※パカーン🤩※



【何だよ、いてーな】


【お爺さんにそんな言い方しないの!!】



だってさ…



【そのアンポンタンと違って、ベッピンさん、グラマーさん、あなたなら話が出来そうじゃ】



なんだと!!テメー!!



※ギュー※😱く、苦しい…



【お爺さん、話があるんでしょ?こいつは私が抑え込んでるから。落ち着いて話せるからね】



い、意識が、遠のく…



【そうじゃの、詳しく話そうとするかの】



苦しくて、やば…落ちる…



薄々予感していた俺は、この先の行き先は、


たぶんあの場所だろうな…


きっと何かあるんだろう。


このループを抜け出すには?


答えはあの場所にありそうだ。






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