第4話 怪しい武士

ギラギラした瞳の武士が城下町にやってきて、町の中で噂になっていた。何かを企んでる何か悪いことをしたに違いないという噂だった。

月影という名前だった。宿屋は全て彼を受け入れることをせず、町の中で、1人うろついている月影の姿は嫌でも、目立つ。

澪は月影という名前の武士にバッタリぶつかり、少し話しをした。

目の奥に正直さがあり、平和を臨む月影の話しに感動した澪だった。

見た目で、判断せず、温かくすべての人を幸せにしたい。それが神と繋がっている私の使命。

「神社の方でお休みください」と、温かく迎え招待する。

仲間の巫女はいたが、やっと本当の友達に出会えた気分だった。


澪と月影は気が合い、平和や信頼などが大好きな言葉で、いつも本を、読み、学び、高めたいと語っていた。

「月影さんは誠実な方なんですね。」

2人でたくさんの人の幸せになる事を一生懸命に学んでいたところだった。

一方澪が月影をかくまい、神社に連れていったのは

すぐに篤郎の耳に入った。

篤郎は、心配になりついに見に行ってしまう。

澪よりも可愛い女にたくさん言い寄られたり、両親から勝手に押し付けられた許婚らしい女もいた。子どもの頃澪と結婚の約束はしたが、本気だったかはわからない。


よく寂しいと泣くから、泣きやませたい一心だった。

もちろん澪を妹のようには大切に想ってはいた。

しかし、女として恋人として、あまり見たことないのに気付く。

だが、現実に月影と澪の会話を見て思ったのは

恋心からくる激しい嫉妬だった。

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