第7話アニメ
俺が山田の見せてきたスマホをみると俺が山田にからかわれているところを動画でとられていた
『イエーイお前の彼女ねとってやったわと彼女にからかわれている彼氏が可愛い』
「はあ可愛くないわ」
ちなみにその呟きに
『カッコいい彼女と可愛い彼氏で相性が良い』
『やはりこの女性がエッッな性格だと噂をされていたが事実らしい』
「事実じゃないんだけど」
そろそろこれ他の人に怒られるのではないかと思えてきた
「今からアニメの話しをしないか」
「いいけどまた写真なり動画なりでとられちゃうと思うよ」
俺は考えていた作戦を山田の耳元にボソボソと口にする
「へえ面白いねならやろうよ」
俺たちはペアルックになったアニメTシャツのキャラクターの話しをすることにした
「このアニメTシャツって十周年記念で十人に配られたんだよね」
「ああそうだったなけどそれが当たるのも奇跡に近いのにその服を着た人と偶然ペアルックになるなんてな」
「うん本当に運命ってものがあるんだなと思えて嬉しかった」
その横顔は本当に嬉しそうででもどこか儚げな山田を見て俺はなぜだか悲しい気持ちになった
「本当に嬉しかったけどさでもだからこそ終わりが近いんだなと実感する」
「終わりってなんの話しだよ」
「別にただ電車をそろそろ降りなきゃなと思っただけ」
それがウソだとすぐに分かった
でも俺たちは少しだけ仲良くなったがたまたま電車で偶然となりになっただけの間柄
だから聞いてはいけない
「なんつって」
「へ?」
「いや冗談だよたぶんだけどわたしが思い病気にでもかかっているとか勘違いしたんでしょ」
「おいごら騙されたは畜生」
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