第4話彼女のインナー

『彼女がインナーを脱いで彼氏に渡すらしいそして彼女を待っている間彼氏はなにかを隠すように頭を抑えていた』


おいおいなんだその呟き明らかにあっち方面に思考向かせるつもりだろ


違うんだがあ


ちなみにその呟きには


『なにか(なにとはいってない)』


『今一番好きなカップル』


『でもさこれって誰も指摘しないからいうけどさ盗撮だろ』


『まあどうせやらせなんだろ』


『でもなんだかやらせにしては写真の方に目が向いてないからヤラセっぽくないように見えるけどね』


『まあ結局のところこの二人が尊い事実は変わらないのでよいのです』


『そういってごまかしているから人間は成長できんのだ』


『なんかここの呟き人と共存する道を諦めた化け物みたいなこといってるやつがいるんだが』


うむまあ確かにいわれてみれば盗撮をされているんだよな


どうしようやはり盗撮している瞬間に気づいてそれを注意したら悪いと思ってくれて謝ってくれるはず


今のところ三人も撮ってるからな


それも気づかなかったのが相当ヤバイ


「やあお待たせ」


俺が考え事をしていると彼女に話しかけられる


「いやあトイレが混んでいてね待たせた」


「いや大丈夫」


「そうかならよかったでは渡すね」


そういって渡されたインナーを自分の着ていたアニメTシャツを脱いで着る


その時にほんわか甘いスイーツみたいな香りがしてめちゃくちゃ興奮した


ああ女性らしさってこんな感じなんだな


かっこよい女性だと思っていたけど甘い可愛らしい香りをするんだなとか気持ち悪いことを考えていた


そして俺はその自分に気づききもちわるっと思うのだった

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