第2話 憑いてるキミとお喋り幽霊?

「どうしたの?お化けみたみたいな顔して?」


「いや?え?星蘭さん見えない………?え?」


「私お水買ってくるから待ってて!」


「イッテラー。」


「……………」


手をふりながら星蘭さんをおくるソレ。

勇気をだして蒼は聞いてみる。


「あの…………」


「ハイ?」


「聞こえてます?」


「キコエテルヨー」


「え~、とアナタは一体………」


「スズ」


「へ?」


「スズッテヨンデ?」


いや、幽霊?にスズって呼んで?って言われてもなぁ………てか


「スズ………は何なの?幽霊?」


「シュゴレイ」


「守護霊?」


「ワタシタスケテモラッタ。ダカラセイランニオンガエシ」


とりあえず悪いヤツではなさそうだ。邪険にしなくても………


「イイジョウホウオシエルヨ。セイランノムネノサイズはエイチカップ。モンダラマルデミズフウセンミタイデキモチイイ………」


「ちょっと待って。ちょっと待って。ちょっと待って。ちょっと待って。」


「アトキミアオイダヨネ?ヨクシッテル。ダッテセイランガヒトリデオアソビスルトキ、トイレニイルトキイツモ、アオイクン、アオイクン、アオイクンッテイッテヤッテルノワタシミタカラ。ア、チナミニキョウモシテタヨ?コクハクスルカラカナ?メチャクチャハゲシクシテタヨ?」


「ちょっと待って、待って、待って、待って、待って、待って、待って、待って!」


めちゃくちゃ喋るじゃん?この幽霊。背後霊。てか発してた言葉………めちゃくちゃセンシティブなんですけど!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る