憑いてるキミとついてないボク

まんぷく犬

第1話 憑いてるキミと付き合った

ボクの名前は柊 蒼(ひいらぎ あおい)。

この高校の1年生だ。季節は9月。夏休みも終わりこれから秋に向けて紅葉が素晴らしくなる季節………そんな時に。


「うん?」


机の中に何か紙が?

そこには


放課後 屋上で待っててください。

清水 星蘭(きよみず せいらん)


一瞬嘘だろ?と思った。

星蘭さんと言えば頭脳明晰、運動神経抜群、そしてスタイル抜群からの美少女ときた。

欠点無しのパーフェクトヒューマン。

そんな人からのお誘い………

あ、目があった。あ、そらした。あ、これマジ?マジで?マジな感じ?



放課後は一瞬で訪れすぐに屋上に向かう。

するともうそこには………


「星蘭さん………」


「ごめんね。こんなとこに呼び出して。」


「いやいや!帰るだけだったんで!べ、別に大丈夫です!」


「ホント?なら………ちょっと時間くれるかな?」


声も可愛い。


「あのね、蒼くん。私と付き合ってください!」


え、マジで?マジで?マジで?マジで?マジで?こんな美少女に告白される?え、夢じゃないよね?引っ張ろ。痛い!痛い!ちぎれる!………痛。夢じゃない。え、現実?マジかよ!最高かよ!


「あの………ダメか」


「ダメな訳ないです!こちらこそよろしくお願いします!」


人生どんなことが起こるか分からないよな…

美少女がボクの彼女になるなんて………

やっぱり夢みた………

うん?何だ?この黒いオーラは?うん?星蘭さんの後ろから出てるけど………


「ヨカッタ。ヨカッタ。セイランヨカッタ。」


「うわぁ!!」


星蘭さんの後ろには女の霊が憑いていた。

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