第7話 人見知り改善計画① 中編コンテストに参加しよう

 これまでのお話では、交流しなかった結果、交流を始めてみた結果、自主企画による自分からの交流をしてみた結果などをお話してきました。


 もちろん、自分から読むのは大事なことだと思います。

 交流の輪を広げたいのなら、じっと待ってばかりではなく、一歩踏み出す勇気を持つことが世界を広げる手段であると、今ならそう思えるからです。

 そしてそれはきっと、すべての物事に対して言えるだろうということも。


 もっとも、私はまぁ……こういう性格なので、他サイトに進出できるほどの度胸はまだなく、カクヨムが一番いい、とか、カクヨムは全然だめだ、とか、何かと比較して話せるほどの材料はないので、断言はできないんですけどね。


 本当はちゃんと、色んなサイトを見てみて、自分に合うものを探すべきなんだろうなぁ。

 表紙イラストとか、設定できるサイトもあるんですよね。

 絵描きとしてはそそられるけれど、どうなんだろう。


 カクヨムは作者同士の交流が盛んだと聞くし、人見知り改善のためこのサイトを選んだ私は幸運だったのかもしれないけれど、もっと度胸をつけていきたい。



 私は、人と交流を持つようになって、さらにこのエッセイで色んな方のご感想を聞いて、つくづく思くことがあるんです。


 自分がいかに甘えた世界にいたのか。

 所詮私は、井の中の蛙なんだ。


 これまでずっと甘やかされて生きてきた。怖いものにはフタをするでよかった。

 挑戦なんて必要ない。現状を維持できればそれでいい。


 全力の趣味だけれど、趣味だの人見知りだのと言う言い訳が、私を挑戦から遠ざける。

 傷つきたくない。

 傷ついて落ち込むくらいなら、初めから何もしなければいいんだ。


 でも、たとえ主目的が趣味を通じて人と交流することだとしても、折角書いた物語を読まれたいと思っているのも本心でしょう?

 誰かに見つけてもらいたい気持ちは、嘘じゃないでしょう?


 行動しなければ変わらないと分かっているくせに。

 熱意だけでは性格は変わらないんだ。根っこを変えるのは、どんなに足掻いても難しい。

 でも、足掻くことをやめたくない。


 いつからか私は、交流以外にもできることをしたいと思うようになりました。

 だからそのために、作品を一歩前に出すために、コンテストに参加することにしたんです。


 初参加は2023年夏の「嫁入りからのセカンドライフ」中編コンテストでした。

 正直、超怖かったです。


 だってなんか、ガチ勢にまぎれて自分からでしゃばりに行くみたいじゃん?

 あの一覧にお邪魔させていただくとか、文字通り邪魔にしかならないよね。皆本気で、書籍化を目指し頑張っているのに、主目的がズレているヤツなんて、疎まれそう……。


 最初の気持ちはこんなでした。

 しかし、そうやって「自分から何かをする」勇気をつけたいと願った以上、動く以外に選択肢はない。自分から一歩を踏み出す、それは決して作品にお邪魔するだけに当てはまることではないはずだから。

 だから参加を決意し、生まれて初めて中編を書くことにしたのです。



 しかしここでちょっぴり問題が……。

 私、お題やテーマを出されて書いた経験がなかったのです。

 無駄にあるプロットメモに、偶然当てはまるものがあったのでなんとか形にしましたが、お題系に挑戦できる人って尊敬しますよ。テーマから引き出しを作れるって凄い。


 もしかしたら私は、読まれたいから書くではなく、折角書いたから公開してみる、なスタンスだからダメなのかもしれません。

 たとえカクヨムをやめたところで執筆はやめない自信がある。

 折角なんだから公開しよーは、私の引きこもり閉じこもり防止措置。


 だからかも知れませんが、プロットメモはたくさんあります。

 いろいろ書きたい、ニートになりたい。まだ社会人歴10年以内だけど、もう卒業したい。社会人リタイアしてセカンドライフしたい。

 なんて思うときもありますけれど、結局真面目に働いて、厚生年金もらって、安定した堅実がお望みです。


 ……なんか話ズレましたね。

 私のセカンドライフではなく、嫁コン。


 初めてテーマを作るのではなく提示された作品について、引き続き話していこうと思います。

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