第5話 自主企画をするようになって変わったこと

 前回は大変失礼致しました。

 ちょっぴり暗い話題で、あさましい気持ちがぽろぽろと……。

 今回はもう少し前向きなお話をしたいと思います。


 さて前々回、自分だけの付加価値があれば交流できる? ということでイラスト企画の話をしました。自主企画を経たことで、執筆活動に変化があったのか、今回はそんなお話です。


 やはりちゃんと交流をすることで、変わったことはあります。

 まず、近況ノートのイラストにいいねが付くようになった! わーい。

 イラストかわいいって褒められると嬉し……、いや、執筆の話しろって?

 ハイ、すみません。

 私、性質が絵描き兼物書きなので、物語を褒められるのと同じくらい絵を褒められるとはしゃいでしまって……。


 でも今回は執筆の話ですね。


 まず、私のカクについては、交流によってWEB小説とはどんなものかを知りました。

 WEB小説は紙の小説と違って、行間もしっかり空いていれば、横読みとして読みやすい工夫がされているものなのですね。

 それを見た私は「あ、私の物語って1話あたりの文字数多いんだな」と気付き、その後の創作活動に反映させたのは、第1回イラスト企画を経た2023年以降。

 ここでようやく、1話あたりの文字数が4千文字以内に軌道修正となりました。


 え、それでも多いって?

 うーん、WEB小説の平均として多いのは、1話あたり2千~3千文字くらいかなとは思いますよ? 地の文大好き勢にはちょっと物足りない文字数ですけれど、隙間時間で読むならそのくらいが妥当なんでしょうね。


 でも私、それだと1話内での起承転結が上手く行かないんです。

 私がまだまだ未熟なだけなんでしょうけれど、物語として、各話の起承転結を作るのにちょうどいいのが、私の中では4千文字弱なんです。


 あとは個人的に公開ペースがのんびりなので、あんまりエピソード数が多いと、完結までにかなり時間を要してしまう。そして基本完結後でも読みやすいように、文庫本一冊(15万文字)以上の文字数は書かないと決めている。

 そう言う私の中での枷を加味した結果、4千文字弱縛りで執筆しています。


 さて、こうして1話あたりの文字数が減ったこと、交流を持つようになったことが影響してか、評価面でも変化がありました。


 先にもお話したように、今までは評価なんて目も当てられない感じで、完結までにお星さまがついたら万々歳。フォロワーさんも1人いれば充分、くらいのド底辺でした。というかド底辺です。

 しかし、プチ挫折から立ち直った2023年春以降、新作投稿から24時間以内にフォロワーさんやお星さまが付くようになったというのは、大きな変化と感じています。


 投稿については、第1回イラスト企画後、短編を投稿し、そのあと2023年3月からまた長編を開始しました。


 これが普段、代表作に設定されている「偽り姫の災難」ですね。

 約11万5千文字でエピソード数は32話。初めて15話を越えました。

 亡国の姫と若き国王、互いに秘密を抱えた2人を巡る運命の恋物語、これは初投稿から数時間でフォロワーさんがつき、3日ほどでお星さまがつきました。

 どちらも第1回イラスト企画でお世話になった方からだったので、とっても嬉しかったのを覚えています。そして週1回の投稿で、PVも初月から月100を超えるようになりましたね。


 そんなもんかい、という突っ込みは受け流しますが、今までの長編に比べたら大躍進ですよ。

 執筆中にお星や文字付レビューが増えていったのも、偽り姫の災難が初めてでした。


 その間イラスト企画は2回、通常企画も月に1~2回、いち企画に対し拝読作品は5つほどでしたが、企画による交流というのは、大なり小なり影響があるのだなと感じますね。


 もっとも、この時点での私は、コメントが精一杯で、評価もレビューも出来ていませんでした。

 それでも交流するたびに精神ストレスに悩まされてニキビが絶えなかったので、いきなりギアをあげすぎていたのだな、と今は反省しています。


 結局、焦っても何にもならないのです。

 それでも焦りたくなるし、頑張りたくなるときもある。

 でもそうしてガムシャラに進んだ先で、交流が「辛い」から「楽しい」に変わるときはきっと来る。そのとき人見知りはもう一歩改善していると思うのです。

 私はまだまだ経過途中ですけどね!


 結果、偽り姫の災難完結時PVは1121、★は68でした。

 今までに比べたら進歩していますね。

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