第3話 私だけの付加価値があれば交流できる?
2作品完結させてみたけれど、結局大して進展のない私。
どうしたら交流できる人が増えるだろう?
そこでひとつ思い当たったのが、前回の自主企画中、私のイラストを見た方に「イラストを描いてほしい」と言われたことでした。
このころから私は、いいねなんてほとんどつかないけれど、最新話投稿と共にイラストを近況ノートにあげていたのです。
そして、驚きと嬉しさのまま勇気を出してご連絡を取り、イラストを描かせていただくと、とても喜んでいただけて……。
もしかしたら、私にはイラストという交流手段があるのではないか、と思ったのです。
ただここで引っ込み思案な私の悪い癖「私なんか」が顔を出す。
募集をしたところで私なんかの企画に人が集まるのか、皆様の御作品に私なんかが絵を描いてもいいのだろうか、すごく葛藤しました。
しかし! ここはもう決めたらやる!
逃げるな私! の精神で第1回イラスト企画をしたのが、カクヨムに登録して1年半が経ったころの2022年11月でした。
たぶん、私がちゃんと交流を持とうと覚悟を決め、自分の中で大きく意識が変わったのはここからだと思います。
逆に選ぶのが申し訳ない気持ちになりながら、それでもわざわざコンタクトを取ってきてくださった方を中心に、8名の方にお声掛けをさせていただきました。
そしてじっくりと作品を読み、自分の読解力をフル稼働。
キャラの持つ髪や瞳などの色、口調、雰囲気、年齢、時代感、それらの情報を元にキャラクターデザインを作っていく、何度経験しても楽しさと一抹の緊張がありますね。
特に私の作り上げたイメージが作者様及び、その作品を愛してくださっている読者様と一致するか……商業誌でもここを失敗するとダメでしょうから緊張です。。。
私はイラストと中身が合致しないと読む気が起きない派なので、毎度一球入魂ですよ。
ということはさておき、1作品・1作者様に対して一度以上ご連絡を取る、という行為をここで初めて行いました。
作品や作者様のフォローをしたものこのときが初めてです。
最初は怖かったし、描かせていただいたイラストを公開したときは、またスマホを放り投げてどうしようと埋まりたくなりました(……というか現在進行形でなります)。
でも、作者様からお返事があり、喜んでいただけたときの喜びは忘れません。
人と交流してよかったと、初めて思うことができました。
それまではヨムと交流は、私にとってマストの仕事のようなものでしたから。
しかし、正直言って、私には偶然イラストという手段があっただけですし、それが「みんと」という投稿者に対する付加価値となっているのかは分かりません。
それでも、「自分なり」を模索すれば、開ける道はきっとある。
なんだって構わない。交流が苦手でも、自分の中にある知識・好きなこと、自分ならと自負できること。
……マイナスなことならたくさん出るんですけどね~。プラスを見出せないのが引っ込み思案で挫けやすいタイプの悪いところ。
でも、美点がない人なんていないですよ。
少しでも自分の中で肯定できるものがあるのなら、それを武器に試行錯誤も悪くない。
イラスト企画をやってみた私はそう思う。
そして、このイラスト企画を機に、続けて交流してくださる方が増えたのは事実です。
少し勇気を出した私は、ほんの少しでも前に進めたのでしょうか。
なお、イラスト企画は現在までに第5回が完結。
企画内外含めイラスト化させていただいた作品数は45になりました。(2024年9月時点)
これからも多くの方の作品にイラストを添えられれば、私としてはこれほど嬉しいことはありません。
興味をお持ちいただけましたなら、いつでもお声掛けください。
今回は以上。
これからも「自分なり」を模索していこうと思います。
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