『新作書けない』

第1話

『新作書けない』

新作書けない。

はーどっこいしょ。

書けない。描けない。

掛け値なしに書けない。

かけがえのなく書けない。

カッケー無い。脚気ない。

押さない駆けない走らない。

幼い書けないやんごとない。

どっこらしょ。どっこらしょ？

兎も角筆が乗らない。

飲んだら乗るな。載るなら呑むな。

指が滑らないし、ギターで雷を奏でない。

浮かぶんだけど進まない。のっぴきならない。ぎっこんばったん。

誤魔化し誤魔化し消しゴムけしけし。消しかけ嗾け

二次創作畑への卒業を誓ったが

一次創作が全然浮かばないし浮かばれない。

どうにもこうにも、毒が抜けたというか。

覇気が抜けたというか。あの頃には戻れ無さそう。

未練がましくということもなく

私生活も順調には行っている。

(イッテルビウムって感じ)

愚痴を言うつもりは無いが

超大作の構想を練る苦しさに

ぶち当たった感じはある。

まず現代かファンタジーかで相当迷う。

ファンタジーで勝負したいけど

ファンタジーだと世界観とメッセージ性の脆弱性に対し力量と責に……

やっぱやめよっかこの話。

昨日、居酒屋で7000円分の焼き鳥をテイクアウトして

沢山お酒勝手豪遊したんだけど……

結局全部食べることができかなったから

その次の日含めて4食分になった馬鹿みたいな話

プチ断食を3週間してみたら食欲落ちてさ。

まぁ生活感よね。っつーか加齢

イソギンチャクとカクレクマノミの関係って知ってる？

あの二つの生き物って実は〝共生〟って言うんだけど

やっぱやめよっかこの話。

えーっとつまるところ何が言いたかったかというと

単なる弱音を零したかったというわけじゃなくってさ。

やっぱやめよっかこの話。