どうすればキャラ表現が出来るか

ネオミャウ太

第1話

魔王の幹部である俺は非常に悩んでいた


「カナサよ、俺はどうすれば良いと思う」


「どうすれば良いってどういう事ですか」


「実はな勇者がこちらに向かっているという情報を得たんだ」


「ほう、それで」


「勇者って事はこちらに挑んでくるだろう」


秘書のカナサが頷く


「挑まれた時に俺はどんな格好で行けばいいのかなって」


「普通の格好で行けば良いじゃ無いですか?」


「普通の格好だと勇者びびんなくない、それだと魔王の幹部失敗じゃ無い」


「ああ、なるほど。デッサ様は見た目普通の魔族タイプですからね、それはビビりませんね」


「だろう、だからさ、一緒に勇者がビビる方法考えてくれない」


「分かりました。協力します」


俺たちは早速話し合いをする。だが何時間しても良いアイディアが出ず。議論は続いている。


「もうデッサ様、厳ついアーマーでいいでしょ」


「それだとさ、何か脳筋野郎だと思われない」


「いいでしょ、ビビるなら脳筋野郎だと思われても」


「でもさ、でもさ」


「さっきからでもさがうるさいですね。私は掃除に戻るから一人で考えてください」


カナサが掃除をし始める。


カナサ酷いな、一大事なのに、そう思いながらカナサの掃除姿を見ていたらある案を思いつく。


「カナサ、良いアイディアが思いついた。早速行ってくる」


俺は立ち上がる。


「何処に行くですか?」


「ちょっと武器屋まで」


俺は部屋を飛び出した。


俺は武器屋で鋼鉄製の箒を買い、ニヤニヤしながら屋敷に帰り、勇者が現れる日を待った。


そしてある日、カナサが俺の部屋に飛び込んできた


「デッサ様、勇者が来ました」


「そうか、来たか。カナサよお前はここを去れ」


「嫌です。私も戦います」


「そう、言うでない。魔族は簡単に魔王の力で復活出来るからとはいえ死ぬときは超痛いから辞めとけ」


「ですが」


「それに今回の作戦は俺一人の方が良いからな」


「そうですか。義務の行かないで主人、私も戦いますの下りが終わったので行きますね」


カナサが窓から出て行く。


義務かよと思いながら、俺はこの日の為に買った。鋼鉄製の箒を手に取り勇者が来るであろう、正面玄関に行く。


正面玄関に行くと俺は掃除をし始める。


「あはは、敵が来る前の掃除とは楽しいな」


作戦の為に俺は思いっきり叫ぶ。


そう俺の作戦は敵が来る時に掃除してるやつはサイコパスでどこか狂ってるんじゃ無い作戦だ。


「あはは、楽しい」


掃除をしていると扉が開く。


これは来たぞと扉を見てみる。


するとそこには鋼鉄製の箒を構えた四人組がいた。


「何?あいつら怖!狂ってやがる!」


ビビってしまうのであった。




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