第4話 魔王VS伝説
目の前では、凄まじい衝撃波が発生し、
剣と剣がぶつかり合い火花が散っている。
(やばい。これが魔王か…
こんな奴にどうやって立ち向かえば
いいんだよ。)
僕は何もできず、その場に座り込んでいる。
魔王の相手をしている人が負ければ、
おそらく僕らは殺されるだろう。
(そもそも魔王と互角にやりあっているが、
コイツは本当に人間なのか。)
そもそもこんな人が味方にいるなら、
勇者を呼び出す必要などないはずだ。
じゃあ、あの人は敵なのか?
だがそもそも敵なら僕たちを守る理由も
ないはずだし…。
じゃあ、なぜ魔王を今まで討伐しなかったのだろう。
目の前では激しい戦いが数分間続いている。
この人と他の強者が協力すれば、
魔王は倒せるだろう。
魔王に部下が多くて不可能なのかもしれないが情報が少なすぎる。
僕はどうしようもないのでこの戦いを
見守る。
剣と剣がぶつかり火花が散る。
双方移動によってソニックブームが発生して
いる。
(目で追うのがやっとだ…。
さすがは魔王だな。
敵には回したくはないけど、、)
ここで僕はおかしいことに気付く。
(僕なんで目で追えてるの?おかしくね?)
僕は周囲の人を見る。
他の人達も目で追っているが剣の動きまでは
見えてなさそうだ。
(勇者の剣に選ばれなかったけど、
あれ、もしかして僕…
結構強いんじゃね?)
僕は少し嬉しくなり、
また戦いを観戦し始めた。
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