伝説の途中経過シーズン1

「敵がクソ強くてヤバいんだけど。ワープしてくるし」

「このドロップアイテム外見はトラペゾヘドロンなのに味はきな粉だ」

「町中にエロい恰好のNPCが出現したと思ったらみるみる豆苗になったんですが」

「俺たちの日常が訳わからんクソゲーに侵食されていく」

「これはもはや選ぶ人を倒した方が早いのでは」

「どうせアホみたいなステータスで防御してるって」

『私は実は一回刺されただけで消えます』

「逆に危なくて手が出せねえな」


「人外の敵がふつうに襲ってくるから割と世界人類の危機だ。政府がなんか真面目な撃退案を練ろうとしてるぞ」

「カブトムシとか触手でならダメージ通るけど実弾はどうなんだろな」

「戦闘機隊のミサイル攻撃だ! デカい飛行マンタが木っ端微塵になったけどダメージ表示が出ないぞ!」

「戦闘機の上にcheatの赤文字が出たぞ」

『運営が用意してない不当な攻撃を用いたのでパイロットと政府関係者にはデバフがかかります。今後三ヶ月白米が食べられません。口に入れると猫のトイレ砂になります』

「何なんだその普通に辛いだけのペナルティは」

「つまり敵を無力化するほどの高火力軍事攻撃はcheat扱いされるので、超能力だけで戦えということだな」

「いや、政治家とパイロットが冷飯を食えば良いだけのこととも言えるぞ」

「ダメージ表記なしでやっつけてもフラグが立たず総数が減らないのでは?」

「でもリスポンまで時間を稼げるしな」

「時は金なりか」

「政治家に冷飯を食わせようぜ」

「いやいやミサイル一本いくらすると思てんねん」

「政治家に冷飯を」

「その言い回し気に入っただけだろ真面目に考えろ」


「結局政府はろくな対策ができなかったな。パン麺業界を支援する政策だけが以前の数倍になった」

「もうあいつらは捨ておけ」

「ハッカ味のトラペゾヘドロンがドロップした! これで8種の味が楽しめるぞ!」

「ドロップアイテムの意味も今のところ無いな」

「ロンギヌスのデンタルフロスって何」

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