第5話
予想通りの結果ではあったが、カイは
「お前の妹、スゲえな!」
「何の話だ……? 何が起こっている?」
妹を怒らせたことに動揺して冷静さを
「アッシュグレーのボクサーブリーフってお前のだよな?」
「は? ブリーフ? なぜパンツの話になる?」
「まさか、妹とペアルックしてるわけじゃないよな? もしかして、貸してるとか? いやいや、それはないか。すると、盗まれちゃったのかなー?」
「シ、シャーロットが……! お、俺の……? もっ、黙秘する……」
「はっはー。いや、いいと思うぜー。
「ま、待ってくれ! シャーロットはパンツ
「落ち着けって! 上品なブラウスに、ほんの少し短めのチェックのスカートだ。うん。いいとこの女子高生風って感じだな」
「パ……パンツはなんでだ……?」
いよいよ質問の
「お前の妹がな、被害者の関係者と
「フー……」
落ち着きを取り戻したアーサーを和ませようと、
「ボンナバンで一気に間合いを詰めてさ、そっから、グッと立ち上がるんだよ。あの
「……あの太腿は、トラウマだ……」
アーサーの声が再び
「ほうほう、寝てる妹にイタズラしちゃったとか?」
「……いや、
なるほどな。アーサーが動揺していた理由がなんとなく分かった。
「あー、激おこの妹に絞められて、
「……いや、あれはフォース湾だった……。手こぎボートでエディンバラを目指すんだ……」
かなりの
シャーロットに目を
「そろそろ、お前の妹が戻ってきそうだぜ。
「いや! 朝食に行ったことにして欲しい! あと、家を出たらしいから、帰るよう伝えてくれ! あと、何かあった時は、力になってやって欲しい! それじゃ、あと頼んだ!」
あの
「ああ。後で
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