第2話 サキュバスのお姉さん

誰だ。お前?なにが目的なんだ。


ふむ。わしはお主の下僕であり、


下僕っ!?


うるさいのぉ。まあ聞け。そして目的は、、、主の体液をいただくことかのぉ。


な、なにいいいいいいいいい!

———————————-

ご褒美かぁぁぁぁ!って、そうじゃなくてまず下僕ってどういうことだよ。俺はお前のこと知らないし、というかまずここがどこなのかも、まず夢なのかも分からんし、えーと、その


チュッ


突然頬にキスをされる。


ちょっ!えっ


落ち着け、マイロードよ。我の主人ならもっと堂々として欲しいものだのぉ。


キスされて冷静になれるやついるかぁっ!というかまず離してくれ。


おぉ、すまんな。すぐに離そう。


地面にそっと下ろされる。そして、俺はすぐに後ろを振り向き抗議しようとした。


お前一体なんなんだよ。さっきから、、、


そして目の前に佇む生き物を見て、言葉を失った。


まずその生き物はこの世のものとは思えないほど美しかった。絵画ででてきそうな美しい顔立ちをしており、そしてお尻の位置まで長い透き通るような黒髪が下されている。そして今まで漫画やアニメでしかみたことがないような布面積の少ない服を着ており、服の隙間からは豊かな胸が溢れ出しそうになっていた。しかしながら、頭には異形の角、背中からは黒い翼が生えて、尻尾のようなものも少し見えて人間ではないことがすぐに分かった。そう、それはまるで、、、


サキュバス?


ほお?我の種族名をしっておるのか。なら話が早いのう。なぜお主の体液が欲しいかについては理解してくれただろうか。


おそらく、人間の体液をとることがお前たちにとっての食事なのだろう?それについては分かった。

だが、なぜ俺なんだ。そして俺のことをなぜマイロードと呼ぶ?


その通りじゃ。わしらは体液を取ることで生きている。そして、なぜ其方をマイロードとしたかという理由じゃな?それはな


突然目の前のサキュバスが俺に近づき、耳元で囁く。


そなたから溢れ出る体液が美味だったからじゃあ♡


なぁっ!俺はビクッと体を震わせる。


おーおー。マイロードは言葉責めが好きか?もしかして今ので出ちゃったかのー?


いやちが、人の体液の味を確かめる狂気に寒気がしただけだ!というか、なんでお前は俺の体液の味を知ってるんだ?


そんなの体液を舐めて味わったからに決まっておろう。


はぁっ!???


いつだ!一体いつなんだよ?


マイロードが10回寝てた時に、全身から溢れ出る体液を、。。


もういいもういい。それについては分かった。


そうかのー?もっと生々しく話せるがのぉ。


ところでだここからは真面目な質問だ。

ここは一体どこなんだ。

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