異世界転移したらサキュバスのお姉さんに搾り尽くされた件

@snow_risu3

第1話 転移

ん?ここはどこだ?


目を開けると、一面に草原が広がっていた。


確かさっきまで、大学の研究室にいて仮眠を取ろうとして…、

あーそうか。ここは夢の中だな。


俺はそう結論づけて、原っぱに横になる。そして、出来るだけ楽しいことを考えるようにする。ここで怖いことを考えると、夢の中では本当にその怖いことが起こってしまうからだ。


楽しいことといえば、もうすぐ俺の好きな「オーバー道」が発売されるなー、買ったら1日家に引きこもって読み漁るか!早く実験終わらせて1日自由な日を捻出せねば!


そのようなことを考えていると、なんだか眠くなってきた。夢の中なのに眠くなるか?と一瞬違和感に思うも、夢だからそんなものだなとすぐに納得し、気づいたら眠っていた。


目が覚めた。ん?ここはどこだ?


目を開けると一面に大空が広がっている。そして周りを見渡すとさっきも見た草原が広がっていた。

あれ?研究室で寝て、草原の夢を見て、また起きたら草原の夢か?まあ夢だからそんなものか。


そして、おれはまた楽しいことを考えて、寝落ちした。


。。。。。。。。


目が覚めた。また同じ青空が広がり、草原が広がっている。そろそろ、流石に違和感に気づく。寝落ちしたのは10回目くらいだろうか。いくら夢でもここまで同じことが繰り返されれば気づくし、それにもう寝れない。目が冴えてやがる。


ちょっと待て、どういうことだ。


心臓がバクバクなり、息が苦しくなってくる。俺は研究室で寝落ちして、草原の夢を見て寝落ちして、草原の夢を見て、そして今も草原の夢を見ているはず?だが、もう目が冴えて寝れなくなってきている。


もしかして現実か?いや、でも俺はこんな草原を知らないし、そんなことはあり得ないはず。だけど、、、いや


オオオオオオオォォン!


突如、けたたましい鳴き声が響いた。


なんだ!?


俺はすぐに、鳴き声の方向に目をやり、崩れ落ちた。


デーモン?


そいつは人型であるが翼をもち、頭は黒いもやのような覆われていた。そしてその手には黒い鎌を持ち、こちらを見下ろしている。


やばい!逃げなくちゃ。そう思うが体はいうことを聞かない。


デーモン?が俺に向かって鎌を振り下ろした。鎌がこちらに近づいてくる。


俺、死ぬ?嘘だろ?まだやり残したことが


ズクシュっ!!


ぐ、ぐわあああああ


ん?痛くない?目を開けると、そこにはデーモンのちぎれた体があちこちに散らばり、黒い血がちぎれた体のそれぞれが吹き出した。


うわぁぁぁぁ。オェッ。


あまりのグロさに思わず叫び、そしてえづいてしまう。


なんだよこれ。なんなんだよ。さっきまで俺は研究室にいて、誰か説明してくれよ!


説明してやろうか、マイロード。


突如何者かに後ろから手を回され、身動きが取れなくされる。


なんだよ!誰だよ。離してくれ!


暴れるでない。、落ち着け。


背中に柔らかいものが触れ、耳元で囁かれる。


うわぁぁぁっ!怖い怖い怖い。


なんだ、その態度は。折角助けてやったというのに、傷つくのう。


誰だ。お前?なにが目的なんだ。


ふむ。わしはお主の下僕であり、


下僕っ!?


うるさいのぉ。まあ聞け。そして目的は、、、主の体液をいただくことかのぉ。


な、なにいいいいいいいいい!







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