第68話 Day45 Bad hair day(ついてない日)
Day45 朝8時 ちょいすぎ
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朝起きたら まず ヤギの乳しぼり
そして 朝 コーヒーを作る
ポータブル電源をガレージから出して充電開始
ここで充電中の電源にコンロをつなげ乳を加熱殺菌
そしてフィルターでろ過させ ピッチャーを満たす
ミルクを半分近く使ったコーヒーをガレージで飲む
風呂場に行く
生暖かいシャワーを浴び 眠気をなんとか取り払う
シロ蛇に餌
馬用の水とヤギ用の水を入れ替え 馬にヤギ用のロープ
荷車には切り倒した木の枝をある程度乗せる
そして そこそこの太さの枝とビニール
ポータブル電源と電動バリカン
そして昨日の
杭にヤギ用のロープ
そしてヤギが歩ける片側に荷車に乗せた枝を全部降ろす
枝についている葉っぱと枝の先はヤギが黙々と食べていたからだ
”ひゅーーーーー さわさわさわ” 風が吹いている いい風だ
杭の横に枝用の穴を空ける
そして雌ヤギを連れてきて首を杭に軽く押し付け 穴に枝を入れる
首が枝と杭の間に、顔が杭と枝の先、体が杭と枝の後ろ
そしてもう1本の枝を首の部分まで上げてビニール紐で縛る
これで雌ヤギの首は固定された
これで雌ヤギは動けなくなった
電動バリカンの
”ぐいーーーん” 面白いように毛が剃れていく
偶に毛が
そのせいでバリカンが止まるが、ゆっくりとその部分を剃っていく
基本的に問題なく取れていく
背中と反対側も同じようにやっていくが
反対側、杭がある部分は邪魔でうまくいかない
これは仕方がない
後でここだけやれば良い
次に 一番重要な部分
お腹 そして 股
ここが終わればミルクの匂いが良くなるであろう
ただ体の横と違い 毛の向きが
ゆっくりと本当にゆっくりと時間をかけてやる
そして乳と足の間
ヤギを撫でながら足を軽く開かせ剃っていく
そして電動バリカンの先を
そして再びバリカンを3番に付け替え頭と顎の毛を剃っていく
”ひゅーーーーー さわさわさわ” 風が吹いている いい風だ
ここまでは初めてでも男は問題なくできた
問題は 足
爪から
それでも足を抑え毛を剃っていこうとするが本当に嫌がる
ヤギの首が固定されているとはいえ 足で蹴る事は出来る
男は数回 蹴られそうになるが約20分近くかけて足も終わらせる
そしてビニール紐をほどき、枝を抜き
ヤギを歩かせ、撫でながら、杭側で先ほど剃れなかった身体の毛も剃る
雌ヤギは完了
次は雄ヤギ
要領は同じでヤギを枝で固定した後どんどん毛を剃っていく
基本的に問題は無かったがヤギの足を剃ろうとした時
足にとがった石が刺さっている
男はナイフを取り出し、爪を削りはじめ
そして 一息に石を抜く
”ひゅーーーーー さわさわさわ” 風が吹いている いい風だ
”め””””””ーーーーーーーーーー” ヤギが大声をあげる
男 :「Easy, I know it hurts Easy(落ち着け 痛いのは分かるから)」
リュックの中からワセリンとタオルを取り出し
ワセリンを傷口に塗りタオルで爪と足を包み、ビニール紐でまく
そして雄ヤギを撫でながら
そしてビニール紐をほどき、枝を抜き
ヤギを歩かせ、撫でながら、杭側で先ほど剃れなかった身体の毛も剃る
時間がかかったが想像以上にうまくいった
明日のミルクが楽しみだ
男はBeamerとCharlieに荷台を引かせたまま家へ戻る
そして電動バリカンで使ったポータブル電源を充電させ
BeamerとCharlieから荷台をほどき2匹を放牧
***数分後***
電気バリカンの刃とパーツを水洗いしてたら
”ひひーーん”
”め”ーーーー”
”きーーーきーー”
何か異常事態が起きたのであろう
ガンベルトとリュックだけの軽装備で
安全装置を外しコッキングを終わらせていく
これで銃はいつでも撃てる
急いでヤギの所へ走っていく
杭からロープで繋がれたヤギ
そしてその前に馬2匹
シロ馬とクロ馬
CharlieとBeamerは少し遠くから見ている
そして対峙するように
大き目の蛇と
それぞれが それぞれを警戒している
”ひゅーーーーー さわさわさわ” 風が吹いている こいつのせいだ!!
ヤギの匂いが付いている剃った毛が風に乗って流され
それを元に蛇が出たのであろう
蛇は舌の先で匂いと空気の流れを感じ取る
そして動物の毛の匂いには凄く
それにしても オレンジに 黒い
色が毒々しい ほぼ間違いなく毒を持っているであろう
そして 角ウサギと狐が対峙している
ならば蛇を嫌う角ウサギ 5匹と狐2匹が来たわけだ
”きーーきーー” 泣き叫ぶ子ヤギを
男 :「Hush!! (静かに!!)」
男は少し強めに言い そしてゆっくり柱から首輪用のロープを外す
鳴く事で 狙われる そして子ヤギが命を落としかねない
その事が伝わったのか 分からないが 子ヤギは鳴くのを止める
男 :「Faith, Stay there (シロ馬よ そのまま)」
そして男は柱から外したロープをFaithの首にかける
他の動物たちを刺激しないように 柱から外したロープを繋いでいく
シロ馬ー雄ヤギー雌ヤギー子やぎー子ヤギ の順でロープが繋がれている
男 :「Faith Slowly Go back (シロ馬よ ゆっくり戻っていけ)
Goats are yours (ヤギは任せた)」
”ぶるるるる” まるで男の言葉を理解したかのように声をあげるシロ馬
男 :「Edgewater, I am glad you are here(クロ馬よ お前が居て良かった)」
”ひひーーん”
”ひゅーーーーー さわさわさわ” 風が吹いている まるで合図のように
次の瞬間 乱戦になる
蛇と狐2匹は子ヤギを目掛けて進んでくる
角ウサギ2匹は蛇を目掛けて飛んで爪で攻撃
3匹はヤギめがけて突進
狐2匹が即座に振り返り蛇の方を見る
男は蛇を撃つのは難しいと
突進してくる角ウサギに狙いを定める 縦なら問題ない
狙いをつけて ”ドン ドン”
2匹にヒット
もう1匹の突進はFaithが移動してヤギを強引に進めさせ ぎりぎり避けられる
ヤギが動いた為 突進が外れた角ウサギは そのまま走りぬきターンを始める
飛び掛かった2匹のウサギに対し
まるで
そして器用に体をうねらし もう1匹のウサギの首を絞めるように
首を噛まれたウサギは ぐったりしたが
首を絞められた角ウサギは強引に飛びのいて抜け出す
そして着地した瞬間を狙ったかのように狐が角ウサギに噛みつく
それから避けた角ウサギを2匹目に狐が噛みつく
男 :「Faith! Keep Moving!(シロ馬よ そのまま進み続けろ)」
引きずられるように歩いていたヤギ達も 危険な場所から遠ざかる事を理解し
白馬について少し足早に歩いて行く
そんな状況を見ていた男をクロ馬が頭で押して強引に後ろを向かせる
そこには まるで 円を描くように走ってターンを終えた角ウサギ
男めがけて
縦ではなく横に動いている敵に当てるのは意外と難しい
男は狙いをつけて続けざまに3発撃つ
”ドン ドン ドン”
1発目と3発目は外れる
が2発目は見事に角ウサギを捕えた
そして まるで弾かれたように
男は再び反対側を見る
左側には角ウサギを
右側には角ウサギを咥えた蛇
男 :「。。。。。。。。。。。。。」
が それを破ったのは
心地の良い風 ”ひゅーーーーー さわさわさわ”
子ヤギ程の量は無くても角ウサギを咥え満足した狐はそのまま足早にかけていく
ただ 獲物を咥えていない もう1匹はまだ残っている
男は歩いて 銃で仕留めた角ウサギを拾い もう1匹の狐に向かって投げてやる
数秒警戒していたが 投げられた角ウサギを咥えもう1匹の狐も足早にかけていく
そして蛇の方は角ウサギを抱えたまま子ヤギの方を向くが
男 :「Don’t you think about it(変な考えを起こすんじゃねーぞ)」
言葉が通じなくても 男は斑の蛇に向かってそう言い放つ
***数秒後***
斑の蛇は するする と狐の反対方向へ
Faithがヤギ達を引きながら家の方へ
男 :「Thank you Edgewater, you are the best
(ありがとう エッジウォーター 最高の馬だ)」
全体を見ていたクロ馬
男を角ウサギの方に振り向かせたクロ馬
その行動で男を助けたクロ馬
男は本当に感謝していた
男はクロ馬を軽く撫で リュックからリンゴを取り出し
半分に割り、片方を男が口で加え、もう片方をクロ馬に差し出す
クロ馬がリンゴを食べ始めたら、男は咥えているリンゴを食べる
仕留めた残りの2匹の角ウサギの血抜きと皮
クロ馬に乗って家に戻るのであった
そして 乱戦を遠くから観戦していたBeamerとCharlieも男の後を追い家へ
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