第59話 Day36 Fox in the henhouse(鶏小屋のキツネ)
Day36 朝8時半 ちょいすぎ 第二回遠征予定
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まず 朝 コーヒーを作る
コーヒー入りのカップを片手に ポータブル電源をガレージからだして充電開始
風呂場に行く
生暖かいシャワーを浴び 眠気をなんとか取り払う
シロ蛇にエサ そして馬屋の掃除と水
その後 EdgewaterとFaithの2匹の馬を野に
BeamerとCharlieには荷車を引いてもらう
前日から準備していたもの
銃火器と兵隊から奪った大き目のテントと自分用のテント
干し肉とタブレットとドローン
スマホとサーモ用のカメラ
あとは念の為エールの入っていた樽やバケツなどの容器
安物のワインも幾つかこの際 飲もうと思う
そして騎士達から奪った金銭
あと念の為 青く鈍く光る鎧も
馬の用途は決まっている
クロ馬のEdgewaterは森
シロ馬のFaithは野原
Faithのシロは森には適さない
そして この2匹は体系から走る事に特化している
そして荷車を使う場合はBeamerとCharlie
今回は荷車なのでEdgewaterとFaithに多めの餌を置いて置く
***昼***
男 :「I will come back tomorrow or day after K?
(明日か明後日には戻ってくるから いいな?)」
撫でながら2匹にそういい ブラシをかけた後出発
森を右側に 野原経由でひたすら西を目指す
全く代わり
左は野原 そして3~4マイル先に赤土の崖
右は森
大体時速7マイル いや もうちょっと早いかな
人間が走るより速いが
自転車だったら 多分自転車の方が早いかな
1時間 経ったので充分な休憩
それを繰り返し午後3時には森の終わりの場所へ
南側は相変わらず野原の先に崖
西側 前方には野原の先に林と湖 そして崖。。。あれ 湖があるっぽい
ただ、北側は違った
森の木がある場所に馬と荷車を止める
そしてドローンを北側に飛ばす
それは歪な村であった
正確には東側は村 西側は大きな砦である
もともと村で 人が居る場所で
手に入れた通貨でなにか買い物をしようと考えていた
が
砦があるなら話は別だ!
何故なら自分の事を襲った騎士達が居るからだ!
ただ砦の大きさに反してあまり騎士の数は多くない
いや建物の中に居るのかもしれないが
この砦は男が観察したように 余りこの時 人は居なかった
パレスガードの長と剣の長を含めた討伐隊を男は既に戦った後で有り
また約半数は北の街(
そんな事は男は知らなかったが それでも人数が少ないのは確か
男はドローンを戻し荷車から大き目のテントを取りだし、作成する
そしてその中に自分のテントを作成
これなら布1枚とはいえ 獣に襲われた時
こちらが態勢を整えるのに時間が有る為対応が出来ると考えていた
そして天幕を作り 馬をそこに居るようにする
角ウサギとかなら対応できないだろうが雨はしのげる
大き目のテントがもう1つあれば馬用のテントに出来るのだが
馬にブラシをかけ、餌をやり、軽く周りを歩いてみる
角ウサギの巣や、どう猛な動物はいないっぽい
ぽいだけで実際いたらアレなんだが
早めの夕飯を取る
日が沈んでいく
言葉は伝わらないだろうが馬に休むように言う
そして男は眠くないのを無理して目を閉じるのであった
数十年前 学校 カウンセラー室
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叔父さん:「はははははは やり返したか
良くやり返した
偉いぞーー 偉いぞおーーー」
***1日前***
元々はちょっとした些細な口論
それからの喧嘩だった
ただ 若かりし男の想定外は相手が3人で同時にかかってきた事だ
相手は自分よりも体が大きい
なので1対1の正々堂々を想定したが 実際は3対1
反撃などもする事は出来ず
唯一とれた行動は体を丸める事だけ
無抵抗な子供
それでも容赦なく蹴る殴るをしてくる3人の生徒
フルボッコにされ 全身が
叔父さんに泣きながら悔しいと言う
叔父さん:「よく喧嘩で殴られて殴り返したら
お相子とかいう
そんな奴の話は耳を向けなくていい
相手が攻撃してきてこちらが対応
野球でいう1回の表だ
次はこっちが奇襲して相手が対応
それで初めてイーブンだ
ただし 今回は相手が3対1というズルをしてきた
なら それ相応の対応をしないとな
そして今度はこっちの番だ
遠慮しないで急襲してやれ!」
そしてその日の夜 叔父さんは知り合いの警察に連絡
写真と調書をとってもらう
また地元の町医者へ行き 念ためレントゲンなども
また 確実に勝つ方法を叔父さんから子供だった男は教えてもらった
叔父さんが昔 ローロー (ヨーヨーのボール番)を奪われた時にやった方法らしい
***次の日***
次の日 スクールバス
学校に行くきスクールバスに乗る
昨日の体の大きい奴が奴が男の後ろの席へ
そして どんどん と 椅子の背中を ニヤニヤしながら叩いている
***10分後***
そして学校に到着
生徒たちが 順番にスクールバスから降りる
そして 一回り大きい生徒が荷物をとってスクールバスの数段ある階段を降りる時
”ドガッ”
子供だった男は体の大きい生徒のリュックを蹴り倒す
”どばっ”
体の大きい生徒とは階段から蹴り倒される
体の全面に来る思いっきり転んだ時と同じ痛み
ただ それ以上に何が起きたか理解できない
ほんの数秒の空白
男は馬乗りになり ひたすら 一回り大きい生徒の顔を叩き続けた
殴るのではなく 両手を握りこぶしでハンマーの様に叩きつける
それを繰り返し 繰り返し 繰り返し 繰り返し
それを何度も 何度も 何度も 何度も
***数分後***
泣きわめく大きい生徒から引き離され
子供だった男は 大きい生徒と共にカウンセラー室へ連れていかれる
カウンセラーと先生の大人二人 そして 大きい生徒と男の子供二人
それぞれに親の電話番号を訊いてくる
相手側の親が呼び出される
子供だった男は親の電話でなく叔父さんの電話番号を伝える
***10分後***
相手の親が来る
こっちを罵倒してくる
それに先生やカウンセラーも加わる
先生 カウンセラー そして相手の両親 大人4人対 子供1人
だが それも叔父さんが部屋に入ってくるまでだった
***5分後***
叔父さん:「はははははは やり返したか
良くやり返した
偉いぞーー 偉いぞおーーー」
相手の親:「ちょっと ウチのお怪我してるのよ!!」
叔父さん:「それがどうした!!」
相手の親:「どうしたって」
叔父さん:「それで 今日は何の用だ?」
相手の親:「お宅の子供が ウチのかわいい子に怪我をさせたのよ!!」
叔父さん:「俺はそこにいる学校関係者に訊いている」
先生 :「バスの階段からけり落して
一方的に殴ったと聞いています
その事についての話し合いです」
叔父さん:「なんだそれ? お前 ふざけてんのか!!??」
相談員 :「話し合いの余地があれば停学は避けられたでしょうが
これではねーー」
叔父さん:「お前ら何か 勘違いしてるだろ!!!」
相談員 :「どういう意味です」
叔父さん:「まず この会話は録音してるからな」
全員 :「。。。。。」
そう言って パナソニック製の小型テープレコーダを出す
叔父さんは大の日本
叔父さん:「昨日 この学校でリンチが行われた」
先生 :「リンチ!?」
相談員 :「リンチ。。。いや 子供の喧嘩ですよね?」
リンチは喧嘩とは違いとても大きい意味を持つ
そこに すかさず カウンセラー が反応した
叔父さん:「そこにいるバカが 3人でフルボッコにしたんだよな!」
全員 :「。。。。。」
叔父さん:「昨日の夜 警察 呼んで 写真と調書は終わっている
地元の病院にいって医者からの診断も受けている
骨にひびが入っていたそうだ ひびが!!」
全員 :「。。。。。」
因みに叔父さんと医者との話し合いで書かれた骨のヒビ
これは日常生活でも普通に起きる
マラソンをしただけでも小さいヒビが入る
そして それがすぐ直り骨が強くなる
だから 折れたり 砕けたりしない限りそこまで問題は無い
が そんな知識をここに居る大人たちは持ち合わせていなかった
叔父さん:「学校と お前らを訴える用意が出来ている
お前も含めてだよ」
相談員 :「え? 私は今回の件に関わってないですし」
叔父さん:「お前さー さっき 一方的に 停学 とか言ってきたよな?」
相談員 :「。。。。。。。」
叔父さん:「先生 あんたはどうなんだよ!」
先生 :「いや 私も昨日 そんな事があったなんて知りませんでした」
叔父さん:「知らないじゃ 話にならねーんだよ!!
ベイビーシッターを雇って それで子供が怪我したら
シッターかその親が訴えられる
子供を預けた学校
子供の安全を守らずに 3対1のリンチ
そしてリンチされたほうを停学だーー
お前ら舐めてんのか!!!!」
全員 :「。。。。。」
叔父さん:「Everybody gets one chance from me(俺は1度だけ許す事にしている)
今日はその事の話し合い
そいつと そこの教育に失敗したバカ親達が謝ってくるんだったら
こっちも無理して大げさに取り合わず
子供たちの喧嘩で処理してもいいかなと思ったんだがな
こりゃ 親と先生とカウンセラー 全員 訴ったえなきゃダメだな」
全員が子供だった男を罵倒し
そいつらは それが当然だと思っていた
そして男の両親が着て こいつらに謝るのが当たり前だと思っていた
ペッキング
問題は叔父さんは弱い鶏ではなく
鶏小屋に現れた狐 完全なる捕食者
叔父さんは汲み取る事が出来ない
それよりも 自分たちの仕事を完全に脅かす存在
先生のライセンス カウンセラーのライセンスが奪われたら仕事が無くなる
しかも警察も交えでの裁判
そして 裁判になったらその可能性が凄く高い
が 叔父さんは この大人2人に逃げ道を残していた
ペッキング 鶏が鶏小屋で1番 弱い鶏をひたすらつつく行為
先生とカウンセラーがターゲットを子供だった男から 体の大きい生徒に移す
自分達の保身の為に 完全なる手のひら返し
そして 大きい生徒の両親も 叔父さんの迫力に負け何も言えず
***10分後***
3対1で襲った事を学校は知らなかった
悪いのは大きな生徒と その仲間二人である
学校側は相手の親を逆に
叔父さん:「まー そいつは既にやり返したって事で ちゃらだけど
残り2人に対する学校の対応はどうなんだよ?
まさか リンチした人間に お
先生 :「あのーーー どうすれば?」
叔父さん:「けつ叩き30回 やるかやらないかはそっちで決めな
あと アメリカ人は身を守る権利がある
あとで銃の使い方教えてやる」
男 :「叔父さん 本当?」
先生 :「ちょっと 銃なんて。。。」
叔父さん:「おめーら なに
家族のプライベートの会話 盗み聞ぎしてんだ!!!」
全員 :「。。。。。」
明らかに聞こえるように会話をして
聞こえた相手を それを盗み聞きと 怒鳴りつける
でも 相手は反応できず
叔父さん:「こいつは 勉強の為にこの学校に来てんだよ
授業に戻すけど問題ないな!」
先生 :「えーーと」
叔父さん:「ねーーーよな!!」
相談員 :「はい」
本来なら男の親が来て
罵倒されながら 思いっきり謝るのを期待していた 大人達
それが全然違う展開に
そして学校側の対応は早かった
今と違ってやれ 体罰だ とかがなかった時代
そして アメリカには Spanking Paddleというケツ叩き専門の道具がある
クリケットのラケットのような形をしているが 大きな違いがある
それは ラケットの所々に穴が開いている事
普通に振り回すと空気抵抗でうまくシリを叩く事が出来ない
が 板に穴があると空気抵抗が和らぎ 振り上げた腕を時計回りに
滑らかに動かし 躾される相手のシリを バシッ と叩く事が出来る
”ひゅん ひゅん”
素振りをした時に
痛みの
それは子供時代のトラウマであり 叩かれた事のある人は
大人になってもその音で お尻がきゅっと なるらしい
そして 大きい生徒と共に男を殴るけるした残りの2人
彼らは10回づつ 本気でケツ叩きでシリを打たれ 更に2日間の停学
先生が30回は子供では耐えられない と 10回に減刑
それでも たった1回でも泣き
そして足りない20回分を2日間の停学に
叔父さんは 仕方がねーなーと上から目線で電話で学校と話したらしい
学校の帰りスクールバスではなく叔父さんがピックアップしてくれた
ただ そのまま帰らないで
ダイナーへ アメリカンで簡易で安価なレストラン
目玉焼きとベーコンのセットからマカロニアンドチーズ等
色々とメニューが豊富だが この日 叔父さんと頼んだのが
バナナスプリット(バナナを割って間にアイス3種 その上にクリーム)
レモンクリームパイ あと ピーカンナッツパイ
その豪勢で大量な甘ーいお菓子
それらをダイナーで2人でシェアしてから
射的場へ
銃の安全性の説明をこれでもか! というぐらいしてから数発のみ
これ以上は映画に遅れてしまうから また明日なと
そして映画館へ
アクション映画を観に行き その後 家に送ってくれた
その時の車の中で叔父さんは言った
叔父さん:「映画とかで
復讐は何も生まない とか
復讐は負の連鎖を生む とか
本当にゲスの言い分だよな
あれ 相手を舐めてんだよ!
こっちが復讐してスッキリ
そして相手の親戚とか子供が復讐しに来たら
そいつらに 言えってんだ! 復讐は何も生まない! ってよ
なんで こっちが我慢しねーと いけねーんだよ
舐めやがって
覚えておけ
偉大なるスポーツの野球
あれは 1回の表 相手の攻撃とこっちの対応
そして 1回の裏 こっちの攻撃と相手の対応
それで初めて公平なんだって事を」
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やられたら反応してやり返す
騎士団が男の家を襲い同胞であるコヨーテを殺した
そして男は森にいる騎士団を壊滅させた
やり返したからチャラ それはゲスの言い分だ
1回の表 騎士団が男の家を襲い同胞であるコヨーテを殺した
対応として男は森にいる騎士団を壊滅させた
1回の裏 男は騎士団の砦を急襲しようとする
複数 しかも背後から切りかかってきた卑怯者ども
だからこっちも奇襲をかける
ただし 相手は多いだろう
だから あいつらが寝静まってからだ!!!
さー 対応してみろ こっちを殺してみやがれ
でもなー ただじゃ 殺されねーぞ!!
少なくとも男はそう思っていた
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