第51話 Day30★ The Longest Day(とても長い1日)
全ての人には人生の分岐点があり選択を迫られる
ある者は勝利を手にし
ある者は破滅的な敗北や死を迎え
ある者は生き様が上書きされる
男が異世界に来て約30日が過ぎた
そして この日は男の転換期となる
ファルコナーポイント
この日 男が選択した全ての結果を男は受け入れなければならない
全ての因果には応報があり それは大いなる意志の流れに組み込まれて行く
そして男にとって とても長い1日が始まった
Day30★ 朝8時半 ちょいすぎ
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まず 朝 コーヒーを作る
コーヒー入りのカップを片手に ポータブル電源をガレージからだして充電開始
風呂場に行く
生暖かいシャワーを浴び 眠気をなんとか取り払う
シロ蛇とコヨーテにエサ
コヨーテもシロ蛇と同じく角ウサギの肉をハムハムし始める
その後 コヨーテ達がじゃれ合っていたのだが
力加減を間違えたのであろう
また伸びてきた獣を捕える爪をうまく使えこなせていなかったのであろう
UbuがScarを傷つけてしまう
そしてそこからコヨーテ達の喧嘩が始まった
コーヒーを飲み終わり男は優しく語り掛ける
男 :「Hey easy boys easy(お前達 落ち着け)」
”わうわうわう わんわん わおーん ぐるるるる”
それでも喧嘩は収まらない
数回 男は丁寧に話すがコヨーテは聞く耳を持たない
男 :「HEY!!!!!(おい!!!)」
男はありったけの力を込めて叫ぶ
その声に ビクッとコヨーテ3匹は反応する
主を怒らせてしまった
男は1匹 1匹に対して怒鳴る
そしてScarのみをリビングに連れて行く
理由は鼻の横が切れて血が出ているから
男はタオルを水に濡らし 傷を優しく拭いていく
そしてそのタオルをScarに噛ませる
タオルを噛まされるという事は痛いのが次に来る事を
Scarは知っている
男 :「I know it's hurt, but we have to do this(痛いのは判るがやらなければ)」
コヨーテの頭を抱え 男はコヨーテに言う
そして消毒液を傷口に当てていく
傷口が沁みていく が以前とは違う コヨーテはじっと耐えている
そして塗り薬を付け
男 :「Good Boy(いい子だ)」
男は干し肉をコヨーテに与える
今日は魚釣りをする予定だ
男 :「You two Stay here and cool your head(お前達は家に残って頭を冷やせ)」
男は今日の釣りはScarのみを連れていくことに
UbuとDonahueはしょんぼりする
が
男はこの判断のまま釣りに出かける
男は2匹のコヨーテを家に残す選択をした
男は北へ行きまず沢の罠をチェック
そして下流に向かう
***20分後***
剣の長 :「ここが猛獣使いの家か」
キャンプ地から約20分西に馬にまたがり探索をした4人の騎士
それは奇妙な建物であった
井戸と畑は騎士達にもわかった
が 窓にはガラスが使われている
騎士 :「この森のこんな奥に ガラス張りの窓の家があるとは」
剣の長 :「なんでガラス等の高級材料が使われた家がこの森の中にあるのだ」
騎士達が馬を降り 家を見ていると
”グルルルル”
”わんわんわん”
突然家の中からコヨーテが飛び出してくる
1人目の騎士は驚いて倒れたが剣の長は違った
”グサッ”
黒いコヨーテの腹は剣で突き破れ 背中まで剣が貫通している
そして何事もなかったように剣の長は横に剣を振るう
刺されたコヨーテはそのまま畑の方に投げ出される
即死である
そしてそれを見たもう1匹のコヨーテが剣の長に飛び掛かるか
”シュン”
首筋を|一閃《いっせんしコヨーテの目から光が消える
そして血が大量に流れ出す
剣の長 :「そこの畑に捨て置いて置け」
もう1人の騎士は言われたようにコヨーテの死体を畑へ
剣の長 :「これが猛獣使いの家か!!
まさか2匹の獣が飛び出してくるとは」
そして騎士の1人が恐る恐る家の中に入る
そこはまるで別世界であった
壁には色とりどり使われた絵(映画のポスター)
階段の壁には詳細な人物の絵(家族の写真)
騎士 :「剣の長 中凄いです! 宝の山です!!」
そして家の中を探索する
そこにはドレイクの毛皮があった
剣の長 :「なんだ 小物ではないか」
そう吐き捨てる剣の長の言葉には嫉妬の色が混じっている
剣の長 :「全て頂いていこう
おい お前ら二人はキャンプに戻り荷車を持ってこい
そしてお前は俺と共にこの周りを見回りする
コヨーテ以外にも何かいるかもしれないからな」
***同時刻 川原***
男が魚釣りをしようとしたがScarの様子がおかしい
Scarには聞こえていた
UbuとDonahueが何者かと戦っていた事を
そして それを主に知らせる為
”わんわんわん” と吠えてから
”ぐるるるるる” と家の方向へ そして主の服を噛んで引っ張る
たった今 来たばっかりでまだ何もしていない
男 :「Hey Scar easy(おい スカー落ち着け)」
ただ それでもコヨーテは必死に主に伝えようとする
またコヨーテを撫でた時
何か大変なことが起こっているのでは?
最初はソリを持って帰ろうとしたがScarの声で
男は武器だけを持っていく事に
男はScarと共に家の方へ駆け出した
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